ウルトラフォーマー3・HIFU

ウルトラフォーマー3とは、ハイフ（High Intensity Focused Ultrasound・高密度焦点式超音波）により超音波エネルギーを対象部位に集中して照射することで熱エネルギーを発生させ、たるみのリフトアップなどが期待できる治療機器のことです。 この治療では、フェイスリフトアップや肌質改善（肌のハリや気になる毛穴の改善）、部分痩身、ボディーなど気になる部分に対する痩身治療も行えます。部分痩身においては、気になる部分の脂肪やセルライトにアプローチすることができます。

ウルトラフォーマー3のHIFU治療では、一点に超音波を集中させることによりピンポイントで対象部位を照射し、瞬間的に熱を与えるという技術を使用しています。例えると、虫眼鏡で太陽の光を集めるときの状況を想像するとわかりやすいでしょう。この仕組みを使用することによって対象とする肌の内部のみに熱損傷を起こすことによって、切らずにリフトアップを目指していくことが可能になります。照射を行った時の瞬間的な温度は65〜75℃となりますが、この温度はコラーゲンの生成を行う際に適した温度とされています。

施術時に超音波を照射する際には専用のカートリッジを使用しますが、ウルトラフォーマー3ではカートリッジがいくつか用意されています。どのカートリッジを使用するかによって、さまざまな深さに照射を行うことが可能となっています。

例えば目尻のシワや笑いジワなどの場合は真皮層まで届く1.5mmのカートリッジを、またフェイスラインやほうれい線の場合は3.0mmまたは4.5mmのカートリッジを使用するなど、どのくらいの深さのシワにアプローチしたいのか、またどのようなたるみをリフトアップしたいのかといった要望に合わせて施術を行っていきます。また、脂肪の破壊を目的とし、より深い層まで働きかける6mmカートリッジも用意されており、部分痩身を行う目的でも使用できます。

施術中、施術後に起こりうるリスクや副作用は下記の通りとなっています。

・赤みや皮むけなどが生じる場合がある
施術を行った後、赤みや皮むけのほか、施術を行った部位に火照りを感じる場合があります。こちらは通常数時間で収まります。また、皮むけは数日後に起こる場合もあります。

・軽い筋肉痛のような感覚がある場合も
治療を行ってから１週間ほどは、軽い筋肉痛のような痛みを感じることがあります。また、腫れぼったい感じや鈍い痛みを感じることもあります。

・施術中にピリピリ感がある場合がある
痛みが抑えられている施術ではありますが、施術中にまれに軽いピリピリ感がある場合もあります。

以上のような症状を感じる場合があります。

ウルトラフォーマー3とサーマクールの違いについては、まず得意とする施術範囲が挙げられます。 ウルトラフォーマー3はボディーの痩身にも対応している施術ですが、頬や目元、首筋など気になる部分についてピンポイントでリフトアップを目指すこともできます。対してサーマクールは広範囲の引き締めに対応している施術です。

また、ウルトラフォーマ3はリフトアップ（引き上げ）が期待できる施術であるのに対し、サーマクールはどちらかというと引き締め作用の方が強いという特徴があります。