公開日: 2024年10月30日

目の下のたるみの原因は?治療方法や予防法も徹底解説!

「最近、目の下のたるみが気になる……」とお悩みではありませんか。
目の下がたるんでいると、どうしても疲れて見えてしまうため、早くなんとかしたいものですよね。 改善するには、原因を把握したうえで、適切な対処を講じなければなりません。

 

本記事では、目の下のたるみの原因と治療方法、ならびに予防方法を解説します。
「あの頃のハリのある目元を取り戻したい!」と願う方は、ぜひ本記事の内容をお役立てください。

 

目の下がたるむ原因

ひと口に目の下のたるみといっても、その要因は実にさまざまです。はじめに、その代表的な原因を、5つお伝えします。

 

皮膚の弾力の低下

目の下にたるみができるのは、皮膚の弾力の低下が主な原因です。なぜ、皮膚が弾力性を失うかといえば、老化が大きく関係しています。老化に伴い、皮膚組織を構成するコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などが減少するのです。こうして皮膚は、本来もっていた柔軟性やみずみずしさを失っていきます。

 

また、乾燥や、紫外線への曝露は皮膚組織の老化を早めてしまうため、極力避けたいものです。「どうせもう年だから……」とあきらめずに、後述する適切な肌ケアを行うことで、年齢サインを緩和できるケースもあります。

 

眼輪筋の衰え

眼輪筋の衰えも、目の下のたるみの原因です。眼輪筋とは表情筋の一つであり、目の周囲を取り囲んでいる筋肉です。表情作りに欠かせないほか、皮膚や脂肪組織を支える役目を担っています。

この筋肉が衰えると、目の周囲の生体組織を支えられずに、目の下全体が重力に引っ張られてたるんでしまうのです。

 

パソコンやスマートフォンの長時間操作により、眼輪筋を動かす機会が減ると、衰えが進行するといわれています。なお、眼輪筋の維持には、後述するマッサージ・トレーニングが役立つ場合があります。

 

眼窩脂肪の突出

目の下のたるみの原因は、なにも皮膚や表情筋の衰えだけではありません。眼窩脂肪(がんかしぼう)とよばれる脂肪組織が、目の下のたるみの原因となっているケースもあります。

 

通常、眼球は靭帯によって支えられていますが、老化を原因としてこの靭帯が緩むと、眼球の位置が下がってきます。眼球の下にある眼窩脂肪は、この重みで前方へと押し出されて、皮膚組織を盛り上がらせ、目の下にたるみをつくってしまうのです。

 

顔のむくみ

顔のむくみによっても、目の下のたるみは引き起こされます。寝不足やお酒の飲み過ぎで顔がむくんでしまった日に、くまや目の下のたるみが気になった経験はありませんか?


目の周りに体内の余分な水分が溜まってしまうと、組織全体が膨張してむくみ、目の周囲ではたるみとなって表れます。

 

目元への刺激や摩擦

目元への刺激や摩擦は禁忌です。物理的な接触により、皮膚組織が傷ついて深刻なダメージを受けると、その部分のハリや弾力が失われて、たるみの原因となります。知らず知らずのうちに顔をこすってしまう癖のある方や、接触スポーツをされる方は、要注意です。


また、コロナ禍でマスクを着用する機会が増えましたが、マスクによって目の下の皮膚組織が摩擦され、ダメージを受けていることも少なくありません。
これらの刺激は極力避けたうえで、ダメージが避けられなかった場合には、後述するように、肌を保湿していたわってあげましょう。

 

 

美容クリニックで受けられる、目の下のたるみの治療方法

続いて、目の下のたるみにお悩みの方に選ばれている、美容クリニックでの施術を紹介します。

 

目の下のたるみが引き起こされている原因によって、向いている施術は異なるため、たるみの状況を把握したうえで、ご自身に合ったものを探してみてください。

 

下眼瞼除皺術

下眼瞼除皺術(かがんけんじょすうじゅつ)は、目の下のたるみを取るために広く行われている手術です。たるみの原因となっている余分な皮膚を切除したうえで縫合するため、たるみを物理的に取り除くことができます。

 

また、症例によっては眼輪筋や脂肪もあわせて切除、除去します。たるみをメイクでカバーしきれずに年齢よりも老けて見られる方や、後述する治療で効果を得られなかった方などにも、おすすめできる治療方法です。

 

ヒアルロン酸注射

多くのクリニックで行われているヒアルロン酸注射は、ヒアルロン酸を皮下に注入することで得られるリストアップのほか、みずみずしさを取り戻せる方法としても人気です。

 

ヒアルロン酸は、人体のすみずみにまで存在している、多糖類の一種です。保水力に優れていることから、みずみずしく弾力のある肌作りに役立ちますが、20代以降になると減少の一途を辿ります。
40代以降は、ヒアルロン酸減少による年齢サインが表れやすいため、注射による外部からの補給がおすすめです。

 

ヒアルロン酸注射は、目の下のたるみにも有効であり、ダウンタイムもないので、比較的気軽に受けやすい施術でもあります。

 

脂肪溶解注射

先述した、眼窩脂肪(がんかしぼう)の突出により、目の下のたるみが引き起こされている場合は、脂肪溶解注射も選択肢となります。
脂肪溶解注射はその名の通り、目の下に張り出している皮下脂肪に働きかける注射であり、薬剤には植物由来の天然成分が用いられます。ダウンタイムは1週間ほどで、腫れや痛みも比較的少ないことが特徴です。

 

眼窩脂肪を原因とした目の下のたるみ、くまにお悩みの方におすすめです。

 

PRP療法

目の下のたるみには、再生医療によるアプローチも有効です。PRP療法は、患者さま自身の血液を濃縮して、多血小板血漿(PRP)を取り出したうえで、再度体内へ注入する治療方法です。

 

PRPに含まれる成長因子が、組織のすみずみにまで働きかけるため、たるみはもちろん、さまざまな年齢サインによるお悩みに向いています。個人差はありますが、概ね施術から3週間程度で体感が表れはじめる傾向にあります。

 

HIFU(ハイフ)

高密度焦点式超音波(High Intensity Focused Ultrasound)を用いた施術は、その頭文字をとってHIFU(ハイフ)とよばれます。HIFUもまた、目の下のたるみにお悩みの方に受けていただきたい施術の一つです。
気になる箇所に高密度の超音波を当てることで、肌本来のバランスを整えます。
みずみずしい肌を目指したい方におすすめです。
皮膚表面にダメージを与える施術ではないため、基本的にダウンタイムは発生しません。

 

なお、個人差はありますが、3か月~半年程度で徐々に施術前の状態に戻ってくるため、長期にわたって効果を実感したいのであれば、定期的に施術を受ける必要があり、HIFU(ハイフ)は出力の大きな医療機器を用いての施術になるため、設備の整った医療機関で受けられることをおすすめします。

 

サーマクールアイズ

サーマルクールアイズは、目の周囲に特化したサーマルクール施術です。サーマルクールとは、高周波を真皮層に照射する治療であり、肌のリズムを整えてくれる効果を期待できます。

 

なお、これまでサーマクールはエネルギー密度の高い高周波を用いるため刺激が強く、目の周囲への治療には向かないとされていました。
しかし、医療技術の進歩により、デリケートな目元にも使えるチップが開発され、近年は目の下のたるみにも用いられるようになっています。たるみのほか、シワのお悩みにもアプローチできるので、若々しい見た目を追求したい方におすすめです。

 

コラーゲンレーザーRF

「目の下のたるみ、なんとかしたいけど、注射や切開は怖い!」という方には、コラーゲンレーザーRFもおすすめです。

 

コラーゲンレーザーRFでは、ダイオードレーザーと高周波の照射により、真皮層に熱エネルギーを与えます。これにより、それぞれを単一で用いる場合よりもエネルギーを抑えたうえで、肌にしっかりとアプローチできるため、負担を抑えつつ、元気な肌を目指すことができます。
エネルギーが真皮層に働きかけ、肌のバランスやリズムを整えることができるので、肌の悩みに、広くアプローチすることが可能です。

 

エレクトロポレーション

エレクトロポレーションは、イオンの力を利用して、有効成分を肌の奥深くに届けることのできる非侵襲の美容治療です。切開や注射を伴わないのでダウンタイムがなく、目の下のたるみに対する治療方法として、広く普及しています。
有効成分を塗布した皮膚の上から電流を流すことで、イオンが発生し、有効成分が浸透しやすくなるというメカニズムです。

 

普段のスキンケアは、どうしても美容液の有効成分が浸透しにくいのが難点です。エレクトロポレーションなら、肌の奥まで有効成分がきちんと届くため、みずみずしい肌へと導いてくれます。

 

藤井クリニックの下眼瞼除皺術の流れ

続いて、目の下のたるみの改善方法として多く活用されている 下眼瞼除皺術について、クローズアップしてみましょう。

先述の通り、下眼瞼除皺術では、目の下のたるんできた余分な皮膚を切除し、細かく縫合します。また症例によっては、眼輪筋の一部も切除したうえで、上方に引き上げ固定します。
必要に応じて脂肪も除去するため、目の周りのお悩みを幅広くカバーすることが可能です。
目の下のたるみの改善が見込める一方、外科手術となるため、施術の流れや内容を理解したうえで、実績のあるクリニックで治療を受ける必要があります。

 

ここでは、藤井クリニックでの施術を例に、下眼瞼除皺術のステップを紹介します。

 

カウンセリング

患者さまに安心して治療を受けていただくためにも、まずはカウンセリングで施術の流れやリスクについて細かく説明いたします。
その後、目の周囲の状態を診察したうえで状況をご説明し、施術についてもご納得いただいたら施術へと進みます。

 

麻酔

手術前に局所麻酔を施します。当院の麻酔は、特別な注射針を用いるため痛みが少ない点が特徴です。痛みに対する配慮は最大限行っておりますが、ご不安な方はお気軽にご相談ください。

 

手術

麻酔がかかったら、手術を開始します。まつげの下、約1mmを切開して、余分な皮膚組織や眼輪筋、脂肪組織を除去したのち、縫合すれば完了です。所要時間は30分ほどであり、日帰りで受けられます。

 

なお、当日から入浴は可能ですが、目元は濡らさないようお願いします。

 

抜糸

手術から5~7日経ったタイミングで、抜糸します。抜糸した翌日からアイメイクが可能です。

 

1週間ほどで腫れが引きますが、そのあとむくみを生じる場合があります。また、傷跡の周囲に2~3か月ほど赤みが残りますが、アイメイクで目立たなくできるため、過度に心配する必要はありません。

 

目の下のたるみの予防方法

若々しい印象を維持するためには、日ごろから気を付けておくべきこともいくつかあります。続いては、そもそも目の下にたるみを作らないように、日ごろから気をつけるべきポイントを9つ紹介します。

 

目元への摩擦を避ける

目の下にたるみを作らないためにも、目の周囲への物理的な刺激は極力避けましょう。
目を強くこすったりかいたりすると、摩擦によって皮膚の組織が傷つくほか、眼輪筋が引き伸ばされるおそれもあり、いずれもたるみの原因となってしまいます。

 

また、日常的にマスクを着用していると、知らず知らずのうちに目元の皮膚がマスクによって摩擦されることとなり、たるみを引き起こすことがあります。目の周囲をむやみに触るのは避けたうえで、肌への刺激が少ない素材のマスクを用いるなどして、目の下のたるみを作らないように気を付けましょう。

 

パソコンやスマートフォンの画面を長時間見ない

パソコンやスマートフォンの画面を長時間見つづけるのも、禁物です。これらのデバイスを凝視することでまばたきの回数が減ってしまい、眼輪筋の衰えにつながります。

 

先述の通り、眼輪筋は表情筋の一種であり、衰えるとたるみをはじめとした数々の年齢サインの原因となります。また、就寝前に照度の高い画面を見ることで、睡眠の質を下げてしまうおそれもあるため、この観点でもあまり良い習慣とはいえません。

 

パソコンやスマートフォンを使用する際は、適宜休憩を挟みましょう。目薬やホットアイマスク、後述するマッサージなどで目の周りの組織の疲労を取り除いてあげる工夫も必要です。

 

むくみに気を付ける

むくみは、若々しい目元の天敵です。むくみを避けるために、下記の点を心がけてみてください。

 

【むくみを引き起こさないために気を付けるべきこと】

  • お酒は適量を守る
  • 塩分を摂り過ぎない
  • カリウム不足に気をつける
  • 適度に運動する
  • 良質な睡眠をとる
  • しっかりと入浴する
  • フェイスマッサージを行う

 

ポイントは、リンゴやバナナなどに多く含まれ、体内の余分な水分を排出してくれる作用をもつ、カリウムの体内濃度を保つことと、血液・体液の循環を良くすることです。人体に必要なミネラルの一つであるカリウムには、体内の余分な水分を排出するはたらきがあります。
しかし、塩分やアルコールを摂り過ぎると、その処理にカリウムが消費されてしまい、これが結果的にむくみを引き起こすのです。

 

塩分やアルコールの過剰摂取は避けつつ、健康的な食生活を心がけなければなりません。リンゴやバナナ、海藻類など、カリウムを豊富に含む食材を、普段の食事にプラスしてあげることで、すっきりとした目元や、フェイスラインの維持に役立ちます。

 

くわえて入浴や運動、フェイスマッサージ、十分な睡眠の確保により、血液や体液の循環が促進されれば、むくみは起きにくくなります。むくみが消えるだけで、目元だけでなく顔全体が若々しく見えるため、ぜひ今日から“むくみケア”に取り組んでみましょう。

 

 

質の良い睡眠をとる

目の下のたるみ対策に限ったことではありませんが、良質な睡眠は美容の基本です。
寝不足の朝、目の下にくまができた経験をお持ちの方は多いのではないでしょうか?睡眠不足は、むくみを引き起こして、目の下のたるみの直接的な原因となります。

 

また、“美容ホルモン”の異名もとるヒト成長ホルモンは、入眠後90分で訪れる深い睡眠(ノンレム睡眠)時にその大半が分泌されます。睡眠が浅い場合や、睡眠の絶対量が不足している場合は、このホルモンが十分に分泌されません。

 

傷んだ皮膚組織や筋肉組織を回復させてくれる成長ホルモンの分泌が滞れば、組織の老化を促進し、結果的に目の下のたるみにつながるというわけです。就寝前のアルコールやカフェインの摂取、また、パソコンやスマートフォンなどから発せられる照度の高い光も、睡眠リズムを狂わせるおそれがあります。
これらを避けたうえで、気持ちよく入眠できるよう、ご自身に合った方法で睡眠環境を整えることが大切です。

 

 

UVケアに気を付ける

紫外線も、目の下のたるみをはじめとして、数々の肌トラブルの原因となるため、ケアを徹底しておきたいところです。太陽光に含まれる紫外線の一部は、皮膚の真皮層にまで到達します。

 


さらに、組織の細胞を傷つけコラーゲンやエラスチンなどの生成を阻害するため、皮膚の老化を早めてしまい、たるみのほかシワやシミの原因にもなります。日焼け止めや日傘、つばのある帽子などを着用することで、紫外線への曝露を極力減らす工夫が大切です。

 

なお、紫外線は天候や季節を問わず地表に降り注いでいるため、日中の外出時には、紫外線対策を必ず万全にしておきましょう。

 

 

しっかりと保湿する

肌の保湿も、忘れずに行いましょう。みずみずしくハリのある肌を保つためには、保湿が重要です。

 

摩擦などでダメージを受けた皮膚組織は、バリア機能が弱くなっており、そこから水分がどんどん失われてしまいます。皮膚が乾燥するとシワの原因となるほか、老化を促進して、目の下のたるみにもつながります。
肌の正常なターンオーバーを助け、皮膚組織の回復を促すためにも、保湿は非常に重要です。空気が特に乾燥する冬場は、念入りに乾燥肌対策を行いましょう。

 

 

目元をマッサージする

長時間の作業で疲れた際は、目元を適宜マッサージしてあげましょう。デスクワークなどで目を酷使すると、先述したようにまばたきの回数が減ってしまい、目の下のたるみにつながります。


また、目の周囲の表情筋が凝り固まることでも、目の下のたるみを引き起こします。これを避けるためにも、ぜひ休憩時間に目元をマッサージして、凝りをほぐしてあげてください。

 

それでは、目元マッサージのやり方をお伝えします。

 

 

【目元マッサージのやり方】

  1. 両手の親指を耳の下あたりに添えて支えとして、中指の腹を使って目の下を目頭から目尻へ向けて3回さする
  2. 目の上、眉の下のくぼみの部分を同様に中指の腹で、眉頭からこめかみに向けて3回さする
  3. こめかみを軽く圧迫しながら、3回小さな円を描く
  4. 目頭の下部から目の中央までさすり、こめかみのときと同様、小さな円を3回描く
  5. こめかみを軽く圧迫しつつ、眼球を左右に3回動かし、目を閉じて5秒間数える
  6. 眼球を上下に3回動かしたのち、目を閉じて5秒間数える

 

 

マッサージにより、凝り固まった表情筋がほぐされ、すっきりとした目元になります。新陳代謝の活性化も図れるため、若々しい見た目を作るうえでおすすめです。

 

なお、マッサージの際は、目元の皮膚への摩擦を最小限に留めるよう注意してください。強い力で押すことは避けたうえで、ワセリンや美容オイルなどで摩擦を減らしつつマッサージを行えば、目の下の肌へのダメージを抑えられます。

 

ツボを押す

“疲れ目”には、指の腹を使ってリズムよく刺激するツボ押しが向いています。刺激することで、血の巡りがよくなり、見た目だけではなくリフレッシュにも役立ちます。

 

下記で、目の下の年齢サインにおすすめのツボをまとめたので、覚えておくとよいでしょう。

 

 

【目の下のたるみに効果的なツボ】

 

ツボの名称

場所・効能・押し方など

攅竹(さんちく)

・左右の眉頭の下にある

・まぶたの腫れ、眼精疲労に効くとされる

・下から上に持ち上げるように押す

太陽(たいよう)

・左右の目尻の外側のくぼみにある

・目の周囲の血行を促進する効果を期待できる

球後(きゅうご)

・左右の目尻の下にある

・眼輪筋や目の周囲の肌の引き締め効果がある

四白(しはく)

謝を促進できる

 

先述のマッサージと合わせて、休憩時間や入浴後、就寝前のタイミングでツボを押してみるのがおすすめです。

 

 

表情筋トレーニングを取り入れる

目の下のたるみ予防策として、顔全体の印象を左右する表情筋を鍛えるというアプローチもあります。
キリっとしまった、はつらつとした目元のためにも、目の周りを輪状に取り囲む眼輪筋を鍛えてみてください。下記を参考に、初めは鏡などで筋肉の動きを確認しながら挑戦しましょう。

 

 

【眼輪筋エクササイズ】

  1. 目をギュッと閉じた状態で数秒間数える
  2. 少しずつ力を緩める
  3. 大きく目を見開いた状態を数秒間保持する
  4. ゆっくりと元に戻す
  5. ➀~④を数回繰り返す

 

 

同時に、まぶたエクササイズを行うとさらに効果的です。眼輪筋エクササイズとセットで、すき間時間に取り組んでみてください。

 

【まぶたエクササイズ】

  1. 両目を見開いた状態で、両手の手のひらを眉の上部にあてる
  2. おでこを動かさないように注意しながら、目を大きく見開き、その状態で3秒数える
  3. ➀~②を10回繰り返す
  4. 口を「お」を発声する際の形にして、鼻の下を伸ばす。このとき目線は上に向ける
  5. 下まぶたを引き上げた状態で5秒間保持する
  6. ゆっくり元に戻す

 

“表情筋トレーニング”といってもハードなエクササイズではなく、ちょっとしたすき間時間に行える内容です。ぜひ習慣化して、目の下のたるみの予防にお役立てください。

 

 

目の下のたるみをカバーするメイクの方法

最後に、メイクによって目の下のたるみを目立たなくする方法をお伝えします。

なお、ここでお伝えするのは、目の下のたるみを美容的にカバーする方法であって、根本的な改善とは異なります。あくまでメインは治療による改善であり、メイク術はそれまでの応急処置程度にお考えください。

 

 

①たるみ部分にコンシーラーをなじませる

まずは、肌のトーンと同じ色味のコンシーラーを用意し、眼頭から目の下の涙袋のあたりまで、たるみが気になる場所にしっかりと載せます。
目の下のふくらみ部分の肌の色と、その周囲の肌の色には差があるため、トーンを調整することを意識しましょう。
コンシーラーが広がり過ぎないように気をつけつつ、指で垂直に叩くようにしてなじませていきます。


なお、目尻のほうに広げ過ぎると目が小さく見えてしまうので注意してください。

 

 

②凹んだ部分に明るいコンシーラーを乗せる

涙袋のあたりのふくらみの下の、少しくぼんだあたりには、先ほど使ったコンシーラーよりも1トーン明るいものを、載せていきます。
ラインを引く要領で、幅を広げ過ぎないように注意しながら載せていき、端はぼかして地肌となじませるのがポイントです。


くぼみに明るい色のコンシーラーを使うことで、ふくらみと同じ色のように見えて、高低差が目立たなくなります。

 

 

③明るいコンシーラーでこめかみに向かってラインを引く

たるみの末端からこめかみへ向けて、1トーン明るいコンシーラーでラインを3本引き、指で垂直に軽く叩いてぼかし、なじませます。
これにより目の下のたるみが引き上げられたように見え、全体的に引き締まった印象へと変わります。
この際、こめかみや頬骨の外にまでぼかしをつなげると、顔が大きく見えてしまうのでご注意ください。

 

プラスワンポイントとして、練りハイライトを混ぜれば、リフトアップ効果にくわえ、ツヤ感を出すこともできます。

 

 

目の下のたるみを改善するにはさまざまな美容治療の選択肢がある!

今回は目の下のたるみの原因と、その治療方法を中心にお伝えしました。

 

目の下のたるみは、皮膚組織の老化や眼輪筋の衰えなど、さまざまな要因によって引き起こされます。
治療方法の選択肢も幅広く、肌への負担が小さいものから手術まで、多くの方法があるため、症状やご希望に沿ったものを選ぶことが大切です。

 

また、日ごろからUVケアや表情筋トレーニングなどを行うことで、若々しい目元の維持に役立ちます。

藤井クリニックでは、目の下のお悩みに寄り添った施術メニューを多数ご用意しております。
目の下のたるみでお悩みの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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