公開日: 2022年03月17日

更新日: 2025年03月26日

ハイフ(HIFU)とは?ハイフの特徴と料金相場を解説

目次

「ハイフ(HIFU)」は、メスを使うことなくたるみを引き上げ、肌のハリや弾力を改善する効果が期待できるエイジングケアの施術です。 肌の深い部分だけにピンポイントで刺激を与えられるため、メスを使う施術と異なり皮膚の表面に傷跡が残りません。ダウンタイムがほとんどないことから、近年人気を集めています。

 

この記事では、ハイフの料金相場や「医療用ハイフ」と「エステ用ハイフ」の違い、ハイフ施術を安く受ける方法まで紹介していきます。 美容外科治療でたるみを改善したいけど外科的な手術は怖いと感じる方や、たるみ治療を受けたことを周囲に知られたくない方は、ぜひ参考にしてください。

切らないたるみ治療 ハイフ(HIFU)とは?

ハイフ(HIFU)とは、肌のたるみを改善する施術のひとつで、正式名称は「High Intensity Focused Ultrasound」(高密度焦点式超音波)といいます。もともとは、医療現場で利用されていた技術です。

 

高密度の超音波エネルギーを肌へ照射して皮膚の内側へ熱を与え、その刺激により肌はリフトアップ効果を得ます。ハイフは、焦点式なので周囲の肌へダメージを与えることなく、皮下組織であるSMAS(スマス)筋膜へ集中的に超音波を照射します。

 

つまり、肌の表面を火傷させることなく、皮膚の内側を熱で肌の土台から引き締められるのです。 メスを入れることもなく、ダウンタイムも少ないので人気のリフトアップ施術となっています。

ハイフの原理と仕組み

ハイフは超音波の特性を利用した技術です。超音波は振動エネルギーを持っており、一定の周波数で発生させると熱を生じます。ハイフはこの超音波を一点に集中させて焦点を作り、そこに高温を発生させます。 ハイフの仕組みの流れは3段階に分かれています。

【ハイフの仕組み3段階】

  1. 超音波エネルギーの照射
  2. エネルギーの集中
  3. 組織の変化

 

ハイフから照射される熱エネルギーが、肌に対してどのような効果をもたらすのか解説します。

1.超音波エネルギーの照射

ハイフ機器から超音波が発せられ、皮膚や体内の特定の深さに焦点を合わせます。目的の層に狙いを定めているので、目的の層にのみ強い熱エネルギーを与えることが可能です。

2.エネルギーの集中

複数の超音波ビームが一点に集まり、その部分だけ約60~80℃の高温になります。皮膚の土台となるSMAS筋膜に熱エネルギーを与えることで、肌を引き締めてリフトアップさせます。

3.組織の変化

60℃以上の熱作用によってたんぱく質が変性し、エラスチンやコラーゲンの収縮や新生が促されます。 医療分野では、がん細胞や不要な組織を破壊するために使用されます。

ハイフの種類

ハイフの種類は多数ありますが、施術する機械によってアプローチ方法が異なります。

ソノクイーン

目の周りや口の周りなど、細かい部分にも照射ができるのが特徴で、目元や口元の小じわが気になる方に有効です。

第3世代タイタン

照射のパワーが控えめなため、施術中の痛みが少なめでタウンタイムも短めであることが特徴です。狙ったポイントにアプローチができ、目尻などの浅い層のシワに効果的です。

ウルセラ

エコー画面をみながら照射し、深い層にアプローチすることができます。パワーが強いため、たるみを改善したい人におすすめです。

ウルトラセルQプラス

熱エネルギーを抑えて、施術の負担が少なく効果を得られる機器です。照射スピードも早いので、忙しい人でも続けやすいのが特徴です。ハイフとレーザー、高周波が1台で使用でき、たるみや二重あごの改善を重点的に行いたい人におすすめです。

ハイフで得られる効果

顔のたるみ、フェイスラインの引き上げ、肌質の改善などが期待できるでしょう。また、脂肪細胞を破壊し、照射部のダイエット効果もあるとされています。

顔のたるみを改善し、フェイスラインを引き上げる【リフトアップ・タイニング】

高密度焦点式超音波の熱エネルギーを皮膚の深いところにアプローチすることで、皮膚を内側から順に引き締めます。

美肌成分の生成を促し、肌の再生力を高める【肌質改善】

コラーゲンやエラスチンの成分が促進、再生されることで、毛穴の開きや乾燥肌改善にも効果があるため、肌質改善が期待できます。

コラーゲン繊維を収縮させ、肌を引き締める【しわ・ほうれい線の改善】

コラーゲン繊維は、熱を加えることで収縮するため肌の引き締め効果があります。肌のハリや弾力を支えているため、しわ、ほうれい線の改善にも期待できます。

脂肪細胞を破壊し、老廃物として排出【照射部のダイエット効果】

脂肪細胞を熱エネルギーで破壊し、破壊された脂肪細胞は老廃物として排出されます。一度壊れた脂肪細胞は再生しないので、リバウンドしにくく射出した箇所のボリュームダウンが実感できるでしょう。

ハイフ(HIFU)はこんな人におすすめ

ハイフはこのような症状、悩みをお持ちの方におすすめです。

【おすすめな方】

  • メスを入れる施術に抵抗がある人
  • ダウンタイムが短い施術を受けたい人
  • 顔のたるみが気になってきた人
  • 部分痩せをしたい人
  • 肌のハリやシワが気になってきた人

 

ハイフで得られる効果やメリットを含めて、どのような点がおすすめか詳しく紹介します。

メスを入れる施術、手術に抵抗がある人

ハイフはメスを入れない施術なので切開や縫合はなく、傷跡なども残りません。 日帰りで受けられて周りには施術を受けたことが知られないため、外科的な美容手術に抵抗のある方でも受けやすいです。

ダウンタイムが短い施術を受けたい人

肌表面に傷が付かないため、ダウンタイムが短く生活への支障がありません。 肌内部に熱を与えるので、施術直後は多少の違和感を覚える場合がありますが、ほとんどの場合数日で落ち着きます。

顔のたるみが気になり始めた人

肌の土台といわれているSMAS筋膜が緩んでしまうと顔のたるみに繋がります。 ハイフは熱により皮下脂肪、SMAS筋膜、皮膚を収縮させるため、肌を引き締めてリフトアップします。

部分痩せをしたい人

ハイフは超音波で狙った層にピンポイントで照射するので部分痩せが可能です。 二重顎やフェイスライン、目元のたるみをスッキリしたい方に向いています。

肌のハリやシワが気になり始めた人

ハイフの熱エネルギーによって肌の深層でタンパク変性が起こり、コラーゲンやエラスチンの生成を促してハリや弾力を高めます。 コラーゲンが生成されるまでには期間がかかりますが、2~3ヶ月程でもっとも効果を感じられます。

ハイフの効果はいつから感じられるのか

ハイフの効果は施術直後に感じられることもありますが、本格的な変化が現れるまでには時間がかかるのが特徴です。 ここでは、効果が現れるまでの期間の目安について解説します。

期間

効果

当日~1週間

むくみが取れ、軽い引き締まりを感じる人もいるが、大きな変化は少ない

2~4週間

コラーゲン生成が活性化し、肌のハリやリフトアップ効果が徐々に現れる

1~3ヶ月後

引き締め効果が最大になり、フェイスラインがスッキリする

4~6ヶ月後

徐々に効果が薄れていく

 

ハイフは期間をかけて徐々に効果を実感することができます。 超音波で肌の奥に熱を与えコラーゲンの生成を促進し、新しいコラーゲンが作られるまでに約2~4週間かかるためです。 本格的な変化は1~3ヶ月後に現れます。

ハイフの効果はどれぐらい持続するのか

ハイフの持続期間には個人差がありますが、一般的に半年~1年程度といわれています。2~4週間程で徐々に効果が感じられ、1~3ヶ月がピークです。効果を持続させるためには、3~6ヶ月後ごとの定期的なメンテナンスが推奨されます。

ハイフ(HIFU)がおすすめできない人

【おすすめできない人】

  • 顔の脂肪が少ない人
  • 年齢が若い人
  • たるみが大きく進行している人
  • 肌トラブルがある人

 

ハイフはたるみ改善やリフトアップに効果的な施術ですが、すべての人に適しているわけではありません。以下のような方は、ハイフを受ける前に注意が必要です。

顔の脂肪が少ない人

ハイフは脂肪を減少させる効果もあるため、顔の脂肪が少ない人が受けると、コケたような印象になることがあります。 リフトアップではなく、老けた印象を与えることもあるため、顔の脂肪が少ない人は注意が必要です。

年齢が若い人

年齢が若くてもハイフの効果はありますが、必要性が低い場合が多いです。特に20代~30代前半の人は、コラーゲンや肌の弾力が十分にあるため、大きな変化を実感しにくいかもしれません。

たるみが大きく進行している人

たるみが大きく進行して筋肉などの皮下組織から垂れ下がっている場合は、ハイフだけの施術では対応できない場合があります。外科的なフェイスリフトなどの施術が適していることもあるため、施術内容は医師と相談しましょう。

肌トラブルがある人

特に、炎症性ニキビやアトピー、強い日焼け直後は施術が受けられません。肌の状態が落ち着いてから施術を受けるようにしましょう。

ハイフを受けてはいけない人

以下の人はハイフが受けられません。

【ハイフを受けてはいけない人】

  • 妊娠中または授乳中の方
  • 皮膚感染症や炎症がある方
  • 開放創やケロイド体質の方
  • ペースメーカーや金属インプラントを装着している方
  • 重度の心臓病や血液疾患のある方
  • 皮膚が非常に薄い方や極度に敏感な方
  • 直近でほかの美容治療を受けた方

 

ここでは、その詳細を見ていきましょう。

妊娠中または授乳中の方

妊娠中や授乳中の方は、熱ダメージにより破壊された血液が母体から胎児に送られる可能性があります。赤ちゃんを第一に考え、施術は控えましょう。

皮膚感染症や炎症などがある方

皮膚感染症や炎症がある方は、ハイフ施術後に症状が悪化する恐れがあります。皮膚科を受診し、症状が改善されてからハイフを受けるようにしましょう。

開放創やケロイド体質の方

皮膚に炎症を起こしやすく状態が悪化する可能性があります。アレルギー反応を起こすこともあり、安全面を考えハイフ治療を受けることはできません。

皮膚が非常に薄い方や極度に敏感な方

皮膚が非常に薄い方や極度に敏感な方は照射の痛みを感じやすくなる傾向にあります。超音波の熱エネルギーの影響が受けやすいためです。また、さらに脂肪が少なくなり顔がこけてしまう場合もあるので、施術は控えましょう。

重度の心臓病や血液疾患のある方

重度の心臓病や血液疾患のある方がハイフ治療を行うと身体へのリスクが増加する恐れがあるので、施術を行うことはできません。

ペースメーカーや金属インプラントを装着している方

ハイフは高温の熱を使用するため、誤作動をおこす原因になる可能性があるので、施術を受けられません。また、金属インプラントを装着されている方も同様、安全面から施術を受けることができません。

直近で他の美容治療を受けた方

直近で他の美容施術を受けた方は、肌の回復がまだできていない可能性があります。施術の種類や肌の状態によって、どのくらい空けたらいいのか異なりますので医師に相談して適切な期間を空けるようにしましょう。

「ハイフはやめたほうがいい」と言われる理由

「ハイフはやめたほうがいい」と言われる理由は6つあげられます。

【理由6つ】

  • 効果を実感できない場合がある
  • 施術中に痛みを強く感じることがある
  • 効果が永続的ではない
  • 副作用のリスクがある
  • たるみの悪化や頬がこける場合がある
  • エステハイフでのトラブルが多い

 

ハイフはやめたほうがいいといわれている理由がわかれば、機種選びや施術の選択方法は変わってきます。

効果を実感できない場合がある

ハイフは一度の施術でも効果を実感しやすいですが、たるみや肌の状態によっては複数回の照射が必要な場合もあります。逆にたるみが少ないと効果を感じにくい場合もあります。

施術中に痛みを感じることがある

ハイフは超音波で熱を照射する施術のため、部位によっては痛みを強く感じることがあります。特に骨の近くや脂肪が少ない部分は、痛みが強くなりがちです。 クリニックによっては麻酔クリームで表面麻酔ができるところもあるので、痛みを緩和しながら受けたい場合は相談しましょう。

効果が永続的ではない

一度の施術で効果は半年~1年程度持続します。永久的な効果はなく徐々に元の状態に戻るため、効果を持続させるためには定期的なメンテナンスが必要です。

副作用のリスクがある

ハイフは安全性の高い施術ではありますが、少なからず副作用のリスクもあります。 ハイフの概要や副作用を理解してから受けましょう。

たるみの悪化や頬がこける場合がある

頬の脂肪が少ないとハイフを照射したことで脂肪が減り、こけてしまう場合があります。

エステハイフでのトラブルが多い

エステ用のハイフは医療用機器ではないためトラブルを起こす可能性があります。施術するスタッフも医療従事者ではないので、知識が乏しい傾向にあります。ハイフは医療機関で受けるようにしましょう。

医療用とエステ用ハイフの違い

ハイフには「医療ハイフ」と医療機関以外で受けられる「エステ用ハイフ」があります。 それぞれの違いについて見ていきます。

項目

医療用ハイフ

エステ用ハイフ

受けられるところ

医療機関

エステサロンなど

照射出力

高い

低い

安全性

万が一のトラブルの際は治療が可能

トラブルが起きても対応できない

通う頻度

3ヶ月後から6ヶ月に1

2週間からヶ月に1

1回の料金

2万円~60万円

3,000円~3万円

1.照射出力の違い

エステ用ハイフは、操作が簡単でセルフでも使用できるほどです。熱を蓄積し、脂肪や筋膜に作用する温度まで徐々に上昇する仕組みで、ヘッドを回しながら肌にあてて照射するため火傷のリスクも少なくなります。

照射の出力は医療用に比べて低く、効果も緩やかです。 医療用ハイフは焦点式で超音波を高温照射するので、皮下組織であるSMAS筋膜へしっかりと熱を与えてくれます。出力が高いため操作には技術が必要です。

2.安全性の違い

医療用ハイフの場合、美容外科やクリニックで施術が行われるので、万が一ハイフによって赤みや腫れ、火傷などのトラブルが起こってしまった場合もすぐに対処ができ、適切な治療を受けることができます。

 

一方エステ用ハイフは、医療知識を持たないサロンスタッフでも安全に操作できるよう、マシン自体の出力が抑えられているためトラブルが起こりにくいとされています。しかし神経損傷や火傷などのトラブルが発生し問題になった事例もあります。

トラブルの原因は、古い、もしくは粗悪な機器を使用していたことや、施術技術が問われるタイプの機器を使用していたと考えられます。

3.通う頻度の違い

医療用ハイフは3ヶ月から6ヶ月に1回、エステ用ハイフは2週間から1ヶ月に1回の施術をおすすめされる場合が多いです。「医療用ハイフ」の方が、1回の施術で持続期間が長いことがわかります。

4.料金の違い

エステ用ハイフの料金相場は、1回で3,000円から3万円となっていますが、医療用ハイフの料金相場は、1回で2万円代から60万円程です。エステで施術を受ける方が1回の料金は大幅に安くなります。 医療用ハイフの方が機器の料金が高額なため、施術料金も高い傾向にあります。 しかし医療用ハイフは持続期間が長いので、長い目で見れば医療用ハイフの方が費用を抑えられる場合があります。

医療用ハイフの種類

医療用ハイフにはいくつか種類があり、特徴やアプローチできる層が異なります。 照射方法は「ドット」と「リニア」の2種類あります。

【照射方法2種】

  • ドット・・・点状に照射・1点1点集中させて照射できる
  • リニア・・・線状に照射・広範囲に照射できる

 

一般的なクリニックで受けられる医療用ハイフを5種類紹介します。

機種名

アプローチ層

治療間隔

リニア・ドット

痛み

ウルセラ

1.5mm

3.0mm

4.5mm

半年〜1年程度

ドット

強い

ウルトラフォーマー3

1.5mm

2.0mm

3.0mm

4.5mm

3ヶ月〜半年

ドット・リニア

少ない

ウルトラセルQ

1.5mm

2.0mm

3.0mm

4.5mm

3ヶ月〜半年

ドット・リニア

少ない

ダブロゴールド

1.5mm

3.0mm

4.5mm

3ヶ月〜半年

ドット

少ない

ソノクイーン

2.0mm

3.0mm

4.5mm

3ヶ月〜半年

ドット

少ない

医療用ハイフの料金相場

医療用ハイフは、使用する機器によって料金に差があり、顔全体の施術の場合、料金相場は1回の施術で4万円~70万円となっています。エステ用と比べると出力が強く、頻繁に施術するのは難しいため、継続する場合は3ヶ月から半年の間隔を空けるのが一般的です。

 

また、施術する部位や範囲によって料金が異なります。顎下のみの施術よりも、顔全体の施術の方が高額になるなど、施術範囲が広くなれば料金も高額になります。

機種別の相場

まずは、ハイフの機種別に顔全体1回の施術金額の相場を確認しましょう。

機種名

料金

ウルセラ

20万~70万円程度

ウルトラフォーマー3

4万円~20万円程度

ウルトラセルQ+

8万円~20万円程度

ダブロゴールド

3万円~20万円程度

ソノクイーン

4万円~20万円程度

 

医療ハイフは、機種によって料金の相場が異なりますが、ウルセラの金額が突出して高く、その他の機種ではあまり差がありません。 ウルセラは出力が高く、初めて登場した先発品のハイフ機器ということもあり価格が高いです。

 

また、FDAで初めて「リフトアップ」の効果がある医療機器として認められており、1社の輸入代理店が独占しているため、機器の価格競争がありません。 輸入代理店側がトレーニングを受けている医院・医師にのみ販売を行うので、トラブルが起こるリスクが低いというメリットがあります。

※FDA・・・アメリカ食品医薬品局の略で、日本の厚生労働省に相当するアメリカの政府機関

照射部位別の相場

藤井クリニックで使用している「ウルセラ」「ウルトラフォーマー3」「ウルトラセルQ+」のおもな部位別の料金表です。

ウルセラ

料金

目尻・下眼瞼・額(いずれか一部分)

12万円程度

下顎・頸部

25万円程度

頬~フェイスライン

34万円程度

顔全体(フェイスライン+下眼瞼+目尻+

下顎・頸部)

44万円程度

顔全体+下顎・頸部

49万円程度

ウルトラフォーマー3

部位

料金

リフト全顔

14万5,000円程度

リフト全顔(顎下含む)

17万5,000円程度

リフト全顔(顎下含む)+

19万5,000円程度

顎下(二重顎)+

7万5,000円程度

ウルトラセルQ+

部位

料金顔全体

リフト全顔

14万5千円

リフト全顔(顎下含む)

18万円

リフト全顔(額含む)

6万円

フェイスライン・二重顎・口元の改善

7万5千円

 

ウルセラが全体的に高くなっており、その他は同じくらいの料金設定です。 ウルセラについては、顔全体の料金は44万円。顔全体に5万円ほど追加すると下顎と頸部(首)まで施術できる設定で、部分的な施術は12万円からと顔全体よりも低価格です。

 

ウルトラフォーマー3については、リフトアップ効果のあるハイフは部分的な施術が少なく、7万5千円の顎下+首のみとなっています。

 

顔全体の施術は首まで含めて約20万円です。 ウルトラセルQについては、目元まわりの部分的な施術は6万円から、顔全体は20万円に収まります。

ショット数別の相場

クリニックによっては、ハイフの料金設定を「部位別」ではなく「ショット数」で設定している場合もあります。ショット数別の相場についてもご紹介します。

部位

ショット数

料金

目元などの一部分

100~200ショット

2~4万円

顔全体

300~600ショット

3~6万円

顔全体+首

600~800ショット

4~9万円

ハイフと他の医療機器によるリフティング治療の違い

ハイフの特徴は、ダウンタイムがほとんどなく、安全性が高いことです。また「切らないリフトアップ施術」とも呼ばれており、施術直後でもメイクが可能な場合が多いです。

HIFUに副作用はある?

ハイフは以下のような副作用が出る場合があります。ほとんどの場合は数日で治まりますが、副作用の症状を知っておくと安心です。

【副作用の症状】

  • 施術中は痛みや熱さを感じることがある
  • 施術後は肌が乾燥しやすく、肌トラブルが起こりやすくなる
  • 数日は赤みや腫れが発生することがある
  • 非常に稀ではあるが、骨に近い部分を施術した場合は水ぶくれが発生する可能性がある
  • 施術者の技術や知識がないとしびれや頭皮の違和感が起こることがある

 

ほとんどの場合は数日で治まりますが、副作用の症状を知っておくと安心です。 ハイフの副作用やリスクを確認してから、施術を受けるようにしましょう。

施術中に熱さや痛みを感じることがある

痛みには個人差がありますが、骨に響く痛みや皮膚の奥の痛みが感じられます。特に痛みを強く感じる部分は、皮膚が薄く骨に近い部位です。深度や脂肪のつき方によっても痛みの感じ方は違ってきます。

施術後は肌が乾燥しやすく、肌トラブルを起こす可能性がある

施術後の肌は、皮膚の内側に熱エネルギーを与えているため水分量が減少し乾燥しやすくなる傾向にあります。施術後1ヶ月は化粧水や乳液、クリームを使用し保湿を徹底しましょう。

数日は赤みや腫れが発生することがある

肌内部の刺激による損傷を回復する過程で、赤みや腫れが生じることがあります。熱エネルギーによる肌の炎症は、照射パワーによっても異なりますが赤みや腫れは長くて1週間程度で落ち着きます。

施術者の技術や知識がないとしびれや頭皮の違和感が起こる可能性がある

施術者の技術や知識が不十分な場合、しびれや頭皮の神経損傷が起こる可能性があります。照射位置や出力を誤ってしまった場合に起こります。信頼できる医療機関を選択することが大切です。

骨に近い部分を施術した場合は水ぶくれが発生する可能性がある(稀なケース)

骨に近い部分を施術した場合、水ぶくれが発生することが稀にあります。火傷の可能性が高いため水ぶくれができた場合は、すぐに医療機関に相談してください。

ハイフで失敗しないためのポイント

ハイフは安全性の高い施術ではありますが、ハイフについて理解しておかないと期待した効果が得られないなど後悔する場合もあります。 以下のポイントを抑えてクリニックや施術内容を決めましょう。

【施術内容】

  • エステではなく医療機関で施術する
  • ハイフのリスクやダウンタイムを理解しておく
  • 不安な点は事前に医師に相談する
  • 術後のアフターケアに気を付ける

エステではなく医療機関で施術する

医療機関での施術は、専門の資格を持つ医師や看護師が施術を行うため安全性が高く、トラブルが起きた場合も適切に対応ができます。 一方でエステハイフは医療行為にあたらない機器を使用している可能性があり、トラブルリスクが高い傾向にあります。

ハイフのリスクやダウンタイムを理解しておく

ハイフを受ける前にどのようなリスクがあるのか、ダウンタイムの症状など理解しておきましょう。症状がでた場合、落ち着いて対処できます。

不安な点は事前に医師に相談する

不安な点がある場合は、事前のカウンセリングで医師に相談してください。聞いておきたいことをメモしておくのもよいでしょう。

術後のアフターケアに気を付ける

術後のアフターケアはとても大切です。肌がダメージに敏感になっているのでいつも以上に保湿や紫外線対策に気を配りましょう。

ハイフ(HIFU)の治療の流れ

ご予約からアフターケアまでのハイフの治療の流れを紹介します。施術時間は顔全体で30~60分程かかります。

ご予約・ご来院

完全予約制のため、事前にご予約をお願いします。ご希望通りの施術を受けるためには事前のカウンセリングは欠かせません。 お時間の余裕が取れるご都合のよい日時を選択してご予約ください。お電話、WEB、LINEでご予約できます。

医師による無料カウンセリング

医師が患者様のお肌の状態やご要望を確認し、施術プランをご提案します。お悩みやご希望がありましたら何でもご相談ください。 ハイフの施術や注意点について詳しく説明させていただき、ご納得いただいてから施術を受けていただきます。

施術前の準備

クレンジング・洗顔をしてメイクや汚れを落として照射患部を清潔にします。メイクを落とした状態でお肌の状態を確認してから施術します。痛みに弱い方や痛みを緩和しながら受けたい方は、ご希望に応じて麻酔クリームを塗布するのでご相談ください。

ハイフ照射

肌を保護するジェルを塗布してからハイフを照射していきます。施術中は途中でお声がけし、痛みに配慮しながら照射するのでご安心ください。痛みに弱い方は照射パワーを調整しますので、遠慮なくお申し付けください。

お支払い

施術が終わりましたらお支払いしていただきます。現金、各種クレジットカード、デビットカード、医療ローンでのお支払いが可能です。お薬等、保険診療で処方する場合もございますので、診察当日は、必ず保険証をお持ちください。

パウダールームにて身支度・ご帰宅

パウダールームを完備しております。ハイフは施術後すぐにメイクができるので、ゆっくりメイクや身支度を整えていただいてからお帰りいただけます。必要でしたらスキンケア用品やメイク道具、マスク等をお持ちください。

アフターケア

ハイフの施術後は乾燥しやすく刺激を受けやすいため、保湿や紫外線対策を行ってください。 不安を感じやすい治療後も、経過を見ながら細かくフォローいたします。 不安を残さずご帰宅いただけるよう、自宅での注意点などのホームケアも丁寧にご説明させていただきます。

ハイフ(HIFU)のダウンタイム

ハイフはダウンタイムが少ないため、施術当日や翌日から通常の生活が可能です。

期間

症状

注意事項

施術当日

軽い赤み・むくみ・ほてり

施術部位を冷やす・刺激を避ける

1~3日後

ほぼ通常の状態に戻るが、鈍い痛みや違和感が残ることもある

強くこすらない・保湿をしっかり行う

1週間後

違和感がほぼ消える

代謝を高めるために水分を多めに摂る

 

ダウンタイム中は、刺激を与えないよう注意してください。肌内部が軽い炎症を起こしているので、サウナや長風呂、運動、飲酒など体温が上がるような行為は控えましょう。

施術後の肌は刺激に弱くなっており紫外線のダメージも受けやすいので、日焼け止めをしっかり塗ることも大切です。

当院で受けられる 医療HIFUの一覧

藤井クリニックでは「ウルセラ」「ウルトラフォーマー3」「ウルトラセルQ+」の3種類のハイフを導入しています。

機種名

特徴

ウルセラ

照射パワーが強くアメリカFDAに唯一リフトアップ効果が認められている

狙った層にピンポイントに焦点を合わせた均一な照射が可能

ウルトラフォーマー3

通常よりも低い温度で照射するため痛みが少ない

脂肪分解に特化しており、脂肪層に効果的にアプローチできる

ウルトラセルQ+

3種類のレーザーが1台になっている

リフトアップ効果だけでなく肌再生機能を高める効果もある

 

お悩みやお肌の症状に合わせた機種を選択します。

ハイフと他治療の併用について

ハイフと併用することで、美容効果を高められる方法があります。それぞれの施術が作用する部位や効果が異なるため、組み合わせることでより効果的な仕上がりが期待できます。

それぞれの違いや組み合わせのメリット、施術の順番について詳しく解説します。

ハイフ+ヒアルロン酸

ヒアルロン酸はシワやボリュームアップさせたい部分に注入し、内側からふっくらと弾力をもたせる施術です。

ハイフで内側から土台は引き締まりたるみを改善し、ヒアルロン酸でふっくら感を出すことができます。

深いシワはハイフだけでは改善が難しい場合があるため、ハイフとヒアルロン酸の併用がおすすめです。

ハイフにはヒアルロン酸を分解する可能性があるため、ハイフで土台を整えた後にヒアルロン酸注入を推奨します。

ハイフ+ボトックス

ボトックスは筋肉の動きを抑えることで、シワやエラの張りを改善する施術です。

ハイフでたるみの原因となるSMAS筋膜から引き締めてリフトアップし、ボトックスでシワを軽減できます。

ボトックスは筋肉の動きを抑える働きがあるので、シワの予防にもなります。

ハイフでリフトアップした後に、ボトックスで気になる部分をピンポイントで調整する順番を推奨します。

ハイフ+脂肪溶解注射

脂肪溶解注射は脂肪細胞を溶解して破壊し、体外に排出させて脂肪を減らす施術です。

狙った箇所に注射することで気になる部分を効率的に減らせます。

脂肪溶解注射で脂肪を減らした後にハイフを受けると、溶けた脂肪の排出を促し、よりスッキリとした仕上がりになります。

ハイフを受けてから1~2週間空け、腫れや炎症が完全に落ち着いてから脂肪溶解注射を受けましょう。

ハイフについてよくある質問

ハイフについてよくある質問と回答をまとめました。

ハイフの施術時間はどれぐらいですか?

施術時間は照射部位・目的・機器の種類によって異なります。施術時間の目安を紹介します。

部位

施術時間

顔全体

30~60

頬・顎下

20~30

目元・額

15~30

20~40

ボディ

45~90

 

局所的な施術は短時間で終わりますが、顔全体やボディなど範囲が広い部分は時間が長くなります。

さらに照射後は冷却してクールダウンする時間が5~15分かかります。

ハイフの施術に痛みはありますか?

ハイフは施術時に痛みを感じることがあり、痛みの程度は施術部位や使用機器によって異なり、感じ方にも個人差があります。

施術部位が60~80℃程度に加熱されるため、一瞬「ピリッ」とした熱感や刺激を感じる程度です。

 

皮膚の下には神経が多く分布しているので、ハイフの照射が神経に近い部分に当たるとチクチクした痛みを感じる場合があります。特にフェイスラインや目元は神経が多いため、痛みを感じやすい部位です

ハイフの施術後、日常生活に支障はでますか?

施術直後は照射部位にヒリヒリ感や軽い筋肉痛のような痛みが出ることがあります。人によっては筋肉痛のような違和感が続く方もいますが、日常生活に支障はありません。

ダウンタイムはどれぐらいですか?

ハイフのダウンタイムは1週間程度です。軽い腫れ・むくみ・筋肉痛のような違和感があり、2~3日後に少し痛みを感じることがありますが、通常は1週間以内に落ち着きます。

ハイフのあと化粧はできますか?

施術後でもメイク可能です。赤みや腫れがなければ、すぐに日常生活に戻れます。

まとめ

ハイフは手軽に受けることができるエイジングケア治療として、近年注目されています。藤井クリニックは梅田で開業以来13年間、エイジングケア、美容医療を行ってまいりましたが、その主軸がウルセラとサーマクールでした。

より痛みが少なく、価格的にも手ごろなセカンドラインのハイフとして、ウルトラフォーマーⅢとウルトラセルQ+の2機種を導入しています。

 

ハイフリフトアップ専門クリニックだからこそ自信を持って提供できる治療をご経験ください。

技術・知識・経験はもちろん、良くなってもらいたいという患者様に対する思いやりを持って対応いたします。

WEBからのお問合せフォームをご用意しておりますので、ぜひお気軽にご相談下さい。同じフォームからご予約も可能です。LINE、お電話でもご予約・ご相談を受け付けております。※自由診療のため保険適用外

①治療方法

ヒアルロン酸を皮膚に注入することで、体内に元から存在する自己のヒアルロン酸と融合して皮膚にふくらみを持たせ、しわを隆起させます。

②副作用リスク

  • 皮下出血
  • 内出血
  • 腫れ
  • 感染
  • 疼痛の持続
  • かゆみ
  • 硬結(しこり)

③連絡先

藤井クリニック
〒530-0001 大阪府大阪市北区梅田2丁目1−22
野村不動産西梅田ビル 8F
TEL: 06-6347-9600

④費用

本治療は保険適用のない自由診療となります。
61,600円(税込)
※診断により変動する可能性があります。 (大阪梅田・神戸でヒアルロン酸注入なら藤井クリニック)

この記事の監修者

藤井 靖成

藤井 靖成

大阪・梅田 藤井クリニック院長

総合内科内科専門医であると同時に消化器内視鏡専門医・指導医として従事。
胃がん大腸がんに対する内視鏡検査・手術を通して磨いた技術と豊富な経験を活かしながら、美容外科の技術も習得し約40000例の美容外科施術経験を積む。また、皮膚額をベースとするスキンケア医療に取り組む。
「楽しく生きる」をコンセプトに、自身が理想とする医療を追い求めるため、2007年5月 大阪・梅田に「藤井クリニック」を開院。
開院以来、美容整形手術ではない、自然な綺麗さや若返りを目的としたメスを使わない美容医療を提供し、約20年間で180000例以上の実績を持つ。

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