公開日: 2022年03月17日

更新日: 2024年05月23日

ハイフをできるだけ安く受けたい!ハイフの料金相場

ハイフをできるだけ安く受けたい!ハイフの料金相場

「ハイフ(HIFU)」は、メスを使うことなく行うアンチエイジングの施術です。ダウンタイムがほとんどないことから、近年人気を集めています。

この記事では、ハイフの料金相場や「医療用ハイフ」と「エステ用ハイフ」の違い、ハイフ施術を安く受ける方法まで紹介していきます。
美容外科治療でたるみを治したいとお考えで、やはり手術は怖いと感じる方や、たるみ治療を受けたことを周囲に知られたくない方は、ぜひ参考にして下さい。

ハイフとは

ハイフ(HIFU)とは、肌のたるみを改善する施術のひとつで、正式名称は「High Intensity Focused Ultrasound」(高密度焦点式超音波)といいます。もともとは、医療現場で利用されていた技術です。

高密度の超音波エネルギーを肌へ照射して、皮膚の内側へ刺激を与え、その刺激により肌はリフトアップ効果を得ます。ハイフは、焦点式なので周囲の肌へダメージを与えることなく、皮下組織であるSMAS(スマス)筋膜へ集中的に超音波を照射します。

つまり、肌の表面を火傷させることなく、皮膚の内側を熱で引き締めることができるのです。
メスを入れることもなく、ダウンタイムも少ないので人気のリフトアップ施術となっています。

ハイフで得られる効果

高密度の超音波エネルギーを皮膚の土台となるSMAS(スマス)筋膜に照射し、筋膜を引き締めることで、メスを使うことなく、たるみやほうれい線、二重あごなどに高い効果を発揮します。

リフトアップだけでなく、肌のハリや、シワ・くすみの改善、毛穴の引き締めなどにも効果があり、手軽にアンチエイジングの施術を受けたい方や透明感のあるワントーン明るい肌を目指す方へおすすめの施術です。

その効果は、施術直後から実感できる場合がほとんどで、個人差はあるものの半年から1年ほど持続します。

超音波を照射され、熱のダメージを受けた肌の内部は、コラーゲンを修復するために、新たなコラーゲンを生成、増加させようと働きます。

その結果、肌はハリや弾力を取り戻し、たるみの解消などの効果が得られるのです。
目元に対して施術を行うことができる機器もあり、目元の小じわや下瞼のたるみにも効果があります。

ハイフの料金相場

ハイフ施術の料金相場は、「エステハイフ」が「医療ハイフ」かによって大きく差が出てきます。また、使用する機器の種類でも料金に差があります。

「エステ用ハイフ」の料金相場は、1回で3000円から3万円となっていますが、「医療用ハイフ」の料金相場は、1回で2万円代から60万円です。エステで施術を受ける方が1回の料金は大幅に安くなります。

エステでは、お試し価格で3000円ほどから施術を受けることができます。顔全体とマッサージなどを組み合わせて1万円や、打ち放題が3万円などで料金設定されているようです。

気軽に試してみたくなる料金ですが、効果を継続するためには2週間から1か月に1回の頻度での施術が必要と言われています。

医療用ハイフは、使用する機器によって料金に差があり、顔全体の施術の場合、料金相場は1回の施術で4万円~70万円となっています。エステで使用する機器と比べると出力が強く、頻繁に施術することが難しいため、継続する場合は3か月から6か月の間隔を空けることが一般的です。

また、施術する部位や範囲によって料金が異なります。顎下のみの施術よりも、顔全体の施術の方が高額になるなど、施術範囲が広くなれば料金も高額になります。

医療用ハイフの代表的な治療機器の料金の違いを「ウルセラ」と「ウルトラフォーマー3」「ウルトラセルQ+」を例に出し説明します。

まず、ウルセラは、安定した熱量で、比較的高い温度で照射します。肌の深いところまで超音波が到達するので、強い痛みを伴いますが、その分長期的なリフトアップ効果を得ることができる機器です。

FDA※で初めて「リフトアップ」の効果がある医療機器として認められています。「リフト」という言葉でFDAの承認を受けている美容医療機器は、ウルセラだけです。
導入や施術の為の経費が比較的高くなるため、他の治療機器に比べると施術料金も高額になります。

※FDA:Food and Drug Administration。米国食品医薬品局。日本の厚生労働省にあたるアメリカの行政機関。

ウルセラの顔全体1回の施術は、20万~70万円が相場の料金です。ウルセラに比べると痛みが少なく、短時間での施術が可能なウルトラフォーマー3は、点状の照射する熱のサイズを小さくすることで痛みを抑えています。

照射回数を多くすることでリフトアップ効果を高めており、ウルセラにも劣らない効果が期待できるうえ、即効性があります。

目の周りの施術ができることも大きな特徴です。効果を期待でき、かつコストを抑えることに成功した機器と言えるでしょう。

ウルトラフォーマー3の顔全体1回の施術は、4万円~20万円が相場の料金です。

次に、ウルトラセルQ+(ULTRAcel Q+)は、超音波を高密度に集束させてターゲットをピンポイント加熱することでコラーゲンや線維芽細胞等を新生・活性化する治療機器です。二重あごなどに効果的で「切らないフェイスリフト」と言われています。

ウルトラセルQ+の顔全体1回の施術は、8万円~20万円程度が相場の料金です。

機種別の相場

まずは、ハイフの機種別の相場を確認しましょう。

機種名 料金
ウルトラ 20万~70万円程度
ウルトラフォーマー3 4万円~20万円程度
ウルトラセルQ+ 8万円~20万円程度
ダブロゴールド 3万円~20万円程度
ソノクイーン 4万円~20万円程度
※顔全体1回の施術金額

 

医療ハイフは、機種によって料金の相場が異なりますが、ウルセラの金額が突出して高く、その他の機種ではあまり差がありません。

ウルセラは出力が高く、初めて登場した先発品のハイフ機器ということもあり価格が高いです。また、FDAで初めて「リフトアップ」の効果がある医療機器として認められており、1社の輸入代理店が独占しているため、機器の価格競争がありません。

輸入代理店側がトレーニングを受けている医院・医師にのみ販売を行うので、トラブルが起こるリスクが低いというメリットがあります。

照射部位別の相場

次に、ハイフの照射部位別の相場をそれぞれ確認していきましょう。

超音波ウルセラリフト
部位 料金
目尻・下眼瞼・額
※いずれか一部分
12万円程度
下顎・頸部 25万円程度
頬~フェイスライン 34万円程度
顔全体(フェイスライン+下眼瞼+目尻+
下顎・頸部)
44万円程度
顔全体+下顎・頸部 49万円程度

 

ウルトラフォーマー3
部位 料金
リフト全顔 14万5千円程度
リフト全顔(顎下含む) 17万5千円程度
リフト全顔(顎下含む)+首 19万5千円程度
顎下(二重アゴ)+首 7万5千円程度

 

ウルトラセルQ+
部位 料金
リフト全顔 14万5千円
リフト全顔(顎下含む) 18万円
目元まわり(額含む) 6万円
フェイスライン・二重顎・口元の改善 7万5千円

 

上記は藤井クリニックで使用している「超音波ウルセラリフト」「ウルトラフォーマー3」「ウルトラセルQ+」の主な部位別の料金表です。

超音波ウルセラリフトが全体的に高くなっており、その他は同じくらいの料金設定です。

超音波ウルセラリフトについては、顔全体の料金は44万円。顔全体に5万円ほど追加すると下顎と頸部(首)まで施術できる設定で、部分的な施術は12万円からと顔全体よりも低価格です。

ウルトラフォーマー3については、リフトアップ効果のあるHIFUは部分的な施術が少なく、7万5千円の顎下+首のみとなっています。顔全体の施術は首まで含めて約20万円です。

ウルトラセルQについては、目元まわりの部分的な施術は6万円から、顔全体は20万円に収まります。

ショット数別の相場

クリニックによっては、ハイフの料金設定を「部位別」ではなく「ショット数」で設定している場合もあります。ショット数別の相場についてもご紹介します。

目元などの一部分 100~200ショットで2~4万円、顔全体は300~600ショットで3~6万円、首まで含めると600~800ショットで4~9万円が相場です。

施術箇所が広くなるほどショット数が増加し、料金も高くなります。

医療用とエステ用ハイフの違い

  • 1.照射出力(治療機器)の違い

    エステ用ハイフは、操作が簡単で安全性が高く、セルフでも使用できるほどです。熱を蓄積し、脂肪や筋膜に作用する温度まで徐々に上昇する仕組みで、ヘッドを回しながら肌にあてて照射するので火傷のリスクも少なくなります。

    照射の出力は医療用に比べて低く、効果も緩やかです。医療用ハイフは、焦点式で点状に超音波を高温照射するので、皮下組織であるSMAS筋膜へしっかりと熱を与えてくれます。操作には、技術が必要です。

  • 2.安全性の違い

    「医療用ハイフ」の場合、美容外科やクリニックで施術が行われるので、万が一ハイフによって赤みや腫れ、火傷などのトラブルが起こってしまった場合もすぐに対処ができ、適切な治療を受けることができます。

    一方「エステ用ハイフ」は、医療知識を持たないサロンスタッフでも安全に操作できるよう、マシン自体の出力が抑えられているためトラブルが起こりにくいとされていますが、神経損傷や火傷などのトラブルが発生し問題になった事例もあります。

    トラブルは、古い、もしくは粗悪な機器を使用していたことや、施術技術が問われるタイプの機器を使用していたことが原因と考えられます。

  • 3.通う頻度の違い

    「医療用ハイフ」では3か月から6か月に1回、「エステ用ハイフ」では2週間から1か月に1回の施術をおすすめされる場合が多いようです。「医療用ハイフ」の方が、1回の施術で効果が長持ちすることがわかります。

ハイフを安く受ける方法

ハイフの施術を安く受けたい場合は、美容外科やクリニックでのキャンペーンに注目してみましょう。トライアル価格が設定されている場合や、「LINEのお友達登録でクーポン券プレゼント」などというキャンペーン中の場合は、手軽にチャレンジしてみるチャンスです。

また、モニターとして施術を受けると、通常の半額ほどになる場合もあります。
他にも、期間限定でのお得な料金設定や、施術箇所の組み合わせでの割引など、通常料金よりも安く施術を受けられる場合がありますので、気になる美容外科やクリニックがあれば、キャンペーン価格の設定の有無もチェックしてみましょう。

また、ハイフ治療は、治療技術や経験の違いが結果を大きく左右すると言われています。料金だけでなく、「安心して施術して貰える美容外科なのか」も要チェックです。施術を検討する際には、ハイフ治療の実績がある安心して施術を任せられる美容外科やクリニックを選びましょう。

まとめ

手軽に受けることができるアンチエイジング治療として、近年注目されているハイフ。当院は梅田で開業以来13年間、アンチエイジング、美容医療を行ってまいりましたが、その主軸がウルセラとサーマクールでした。

より痛みがなく、価格的にも手ごろなセカンドラインのハイフとして、ウルトラフォーマーⅢとウルトラセルQ+の2機種を導入しています。

ハイフリフトアップ専門クリニックだからこそ自信を持って提供できる特別治療をご経験ください。技術・知識・経験はもちろん、良くなってもらいたいという患者様に対する思いやりを持って対応致します。

WEBからのお問合せフォームをご用意しておりますので、ぜひお気軽にご相談下さい。同じフォームからご予約も可能です。LINE、お電話でもご予約・ご相談を受け付けております。

  ウルトラセルQ+・HIFU  
 
  ウルトラフォーマー3・HIFU  

この記事の監修者

藤井 靖成

藤井 靖成

大阪・梅田 藤井クリニック院長

総合内科内科専門医であると同時に消化器内視鏡専門医・指導医として従事。
胃がん大腸がんに対する内視鏡検査・手術を通して磨いた技術と豊富な経験を活かしながら、美容外科の技術も習得し約40000例の美容外科施術経験を積む。また、皮膚額をベースとするスキンケア医療に取り組む。
「楽しく生きる」をコンセプトに、自身が理想とする医療を追い求めるため、2007年5月 大阪・梅田に「藤井クリニック」を開院。
開院以来、美容整形手術ではない、自然な綺麗さや若返りを目的としたメスを使わない美容医療を提供し、約15年間で70000例以上の実績を持つ。

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