公開日: 2022年04月27日
更新日: 2024年11月19日
スキンケアだけじゃない!ニキビに悩んだ時にやるべきこと
大人になっても悩まされることの多いニキビ。思春期のニキビと違い、大人になってからできるニキビは、治りにくかったり、跡が消えにくかったりと厄介なものです。
ニキビができてしまったら、まずは自分のスキンケアで治そうとする人が多いでしょう。
そこでこの記事では、セルフスキンケアの選び方や、ケアする際のポイントを紹介します。
スキンケアで治らない時の治療法についても説明するので、ニキビを改善したいと思っている方はぜひチェックしてください。
ニキビができる理由
ニキビができる理由は、思春期のニキビと大人のニキビで違いがあります。
思春期のニキビは、皮脂の過剰分泌が主な原因です。一方、大人のニキビの原因はさまざまで、ニキビができる要因が複雑に重なってニキビができることもあります。
大人ニキビができる理由は、主に次のとおりです。
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●睡眠不足
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●大きなストレス
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●肌の乾燥
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●食生活の偏り
睡眠不足やストレス、食生活の偏りはターンオーバーの乱れの原因となります。ターンオーバーが乱れると、肌に古い角質が残ったままになり、毛穴を詰まらせてしまうのです。
また、肌が乾燥すると、肌のバリア機能が低下します。外的刺激から肌を守る役割があるバリア機能が低下すると、肌が自分を守ろうとして角層が厚くなっていきます。角層が厚くなることは、毛穴が詰まりやすくなる要因のひとつです。
詰まった毛穴の中では、アクネ菌が皮脂などを栄養にして増殖します。アクネ菌の過剰な増殖で、肌に炎症を起こしたものがニキビです。
ニキビが悪化して炎症がひどくなると、跡が残りやすい状態になってしまいます。ニキビができないように予防することが大切ですが、予防していてもニキビができてしまった場合には、放置せずに早めに治すよう対策しましょう。
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外から塗るスキンケアでできるニキビケア
ニキビができてしまったら、まずは自宅でのスキンケアで治そうとする人も多いはず。外からクリームなどを塗るセルフスキンケアでも、一定の効果は期待できます。
ニキビの大敵である乾燥から肌を守るため、保湿はとても大切です。普段のような化粧水や乳液のスキンケアに加えて、ニキビ用のクリームを試してみてもいいかもしれません。
ニキビにスポットで塗るニキビクリームは市販されています。製品の説明をよく読んで、適切なタイミングで使いましょう。
ニキビクリームは、ニキビの状態によって、効果が期待できる製品が違います。
白くポツポツとできたニキビには殺菌剤が配合されたもの、赤く炎症しているニキビには抗炎症薬が配合されたもの、黄色く膿になっているニキビには抗生物質が配合されたものがおすすめです。
ニキビ肌の時のスキンケアの選び方
ニキビ肌のときのスキンケアの選び方を、使い方も交えて紹介します。スキンケアのポイントとなる③の化粧水については、より詳しく説明します。
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1.オイルフリーのクレンジングで、しっかり汚れを落とす
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2.保湿力がある洗顔料を使い、優しく洗顔する
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3.低刺激・高保湿の化粧水で、しっかりと保湿する
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4.乳液やジェルで、化粧水の水分を閉じ込める
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1.オイルフリーのクレンジングでしっかり汚れを落とす
気を付けたいのは、ニキビ肌にとってオイルクレンジングは相性が良くないということ。オイルは化粧を落としやすいので使いたくなりますが、クレンジングの際の摩擦や、オイルクレンジングによる肌の乾燥は、ニキビに悪影響です。
クレンジング剤は、オイルフリーで敏感肌用のものをおすすめします。
2.保湿力がある洗顔料を使い、優しく洗顔する
ゴシゴシと洗うのは、肌に負担をかけてしまうのでNGです。たっぷりと泡立て、泡で顔を優しく包み込み、強くこすらず洗うようにしましょう。
泡で洗うことに時間をかけすぎないように注意して、すすぎはしっかりと時間をかけて行うことがポイントです。乾燥は大人ニキビの大敵なので、思春期ニキビ用のさっぱりするタイプの洗顔料は避けた方が無難です。
3.低刺激・高保湿の化粧水で、しっかりと保湿する
化粧水を使用するときは、コットンは使用せず、手で優しくたっぷりとなじませましょう。顔全体を包み込むようにハンドプレスするといいですよ。
化粧水を選ぶポイントは、以下の3つです。
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●保湿力の高い低刺激の化粧水を選ぶこと
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●医薬部外品を選ぶこと
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●ノンコメドジェニックテスト済みの化粧水を選ぶこと
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<保湿力の高い低刺激の化粧水>
大人ニキビのケアには、保湿が不可欠です。肌に炎症を起こしている状態なので、なるべく刺激の弱い、優しい使用感の化粧水を選びましょう。
セラミドやアミノ酸、ヒアルロン酸などが主な保湿成分です。化粧水に含まれている成分をチェックして選ぶいいですね。「敏感肌用」と記載がある化粧水は、肌に刺激を与えにくいように作られているのでおすすめです。
<医薬部外品の化粧水>
医薬部外品には、厚生労働省が許可した効果・効能に有効な成分が配合されています。一定の濃度で有効成分が配合されているのがポイントです。
症状の防止や衛生を目的に作られており、医薬品と化粧品の間のようなイメージです。医薬部外品のニキビ用化粧水には、肌荒れを防止する成分や、炎症を抑える成分が一定量含まれているということになります。
肌荒れ防止・抗炎症作用がある成分の一例は次のとおりです。
- ・グリチルリチン酸二カリウム
- ・グリチルレチン酸ステアリルアラントイン
- ・ε-アミノカプロン酸
殺菌作用がある成分として、「サリチル酸イソプロピルメチルフェノール」などが含まれている製品もあります
<ノンコメドジェニックテスト済みの化粧水>
ノンコメドジェニックテスト済みとは、製品を複数回人の肌へ塗布して、コメド(=初期段階のニキビ)ができにくい処方の製品かどうかをチェックするテストを実施したということです。絶対にニキビができないというわけではありませんが、化粧水を選ぶ際の目安にするとよいでしょう。
4.乳液やジェルで化粧水の水分を閉じ込める
べたつきが気になって乳液を使わないのは逆効果です。化粧水で肌に与えた水分を、乳液などを使ってしっかりと閉じ込めましょう。
化粧水と同様に、低刺激タイプのものがおすすめです。特にべたつきが気にならなければ乳液を、脂性でべたつきがどうしても気になれば、ジェルを選ぶといいですよ。
ニキビを治すには、生活習慣を見直すことも大切ですので、スキンケアと合わせて対策をしてくださいね。
スキンケアでは治らない時のニキビの治療法
自宅でのスキンケアでは思うようにニキビが治らないときは、ぜひクリニックでの治療も検討してください。
美容医療のプロが、ニキビの状態に合った施術でキレイな肌へ導いてくれますよ。スキンケアでは治らない時のニキビの治療法について、以下の施術方法を抜粋して説明します。
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1.ケミカルピーリング
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2.イオン導入
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3.高濃度ビタミンC点滴療法
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4.ダーマペン(ニキビ跡に)
施術方法は、ニキビの状態によって個人にあった方法をクリニックで提案してもらいましょう。
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1.ケミカルピーリング
ケミカルピーリングとは、ピーリング剤を塗布して古い角質を取り除き、肌のターンオーバーを正常にする治療です。肌のトーンが明るくなり、ニキビ跡が薄くなるといった効果も期待できます。
ケミカルピーリングの中でも、ソフトピーリングは日本人の肌に適した方法とされています。ソフトピーリングとは、肌表面の不要な角質を、細胞に優しいAHA酸(別名:フルーツ酸)を使って柔らかくし、取り除くピーリングです。
AHA酸は、角質層の、細胞同士のつながりを弱める作用があります。つながりが弱くなることによって、角質をはがすことができるのです。
よく使われているピーリング剤であるグリコール酸もAHA酸です。グリコール酸には肌のターンオーバーを活性化する働きや保湿効果があります。乳酸など、他のAHA酸と組み合わせることによって、効果を最大化します。
ケミカルピーリングは、ニキビやニキビ跡のほかにも、肌のくすみや毛穴の開き、黒ずみに悩んでいる人にもおすすめの施術方法です。
2.イオン導入
イオン導入とは、肌に必要な有効成分を、皮膚の奥深くまで届ける治療法です。普段使用している化粧水では、肌の角質層までしか届きません。
イオン導入では、肌に弱い電流を流すことで、真皮層まで有効成分を浸透させることができます。
イオン導入の有効成分のひとつは、美白効果や肌トラブルの元を除去する効果のある高浸透型ビタミンC誘導体です。皮膚への浸透性が高く、肌の奥までビタミンCを効率よく届けます。
イオン導入の有効成分には、高浸透型ビタミンE誘導体もあります。高浸透型ビタミンE誘導体は、バリア機能を維持する働きや、抗炎症作用があり、ニキビ治療に適しています。
ビタミンCやビタミンEは、通常は食品から体内へ取り入れる栄養分で、体内で自ら作ることができません。美肌に充分な量のビタミンCやビタミンEを、食品で摂取することは難しいので、サプリや化粧品で取り入れることが重要です。
イオン導入は、サプリや化粧品よりも効率よく肌の深くまで栄養分を届けます。
週1回のサイクルで施術を受けると効果的で、施術時間は約10分と短時間です。ケミカルピーリングなど、ほかの施術と組み合わせることもできます。
3.高濃度ビタミンC点滴療法
高濃度ビタミンC点滴療法は、美容から健康まで、幅広い効果が期待できる治療です。ビタミンCが、美肌にとって不可欠な成分であることはご存じの方が多いと思います。
ビタミンCの作用の中でも、肌の保水力を促進する作用や皮脂の過剰な分泌を抑制する作用は、ニキビの改善に効果的です。
積極的に摂取したいビタミンCですが、食品やサプリのような経口摂取だと、体内にほとんど吸収されずに排出されてしまいます。
その一方で高濃度ビタミンC点滴療法は、直接体内にビタミンCを点滴することによって、体内のビタミンC濃度を高くし、美白や毛穴の引き締め効果などをもたらすのです。ガンの治療に用いられることがあるほど、健康面にも効果が期待できます。
点滴時間は30〜40分、施術のペースは月に1〜2回が目安です。
4.ダーマペン(ニキビ跡に)
ダーマペンとは、髪の毛よりも細い超極細針を使用して、肌の表面に小さな穴を作り、小さな穴を治そうとする自然治癒力を使った治療法です。
ダーマペンで作った小さな穴をふさごうとする自然治癒力は、コラーゲンやエラスチンを生成します。コラーゲンやエラスチンは、肌のうるおいやハリを保つために必要な成分で、ニキビ跡の凸凹や毛穴のたるみに効果的です。
ダーマペンは、超極細針によって、施術用の美容液を肌の奥深くまで届けるので、美容液の組み合わせによっては、ニキビによってできた色素沈着にも効果を発揮します。ニキビができている箇所に施術をするよりも、ニキビ跡へのアプローチとして用いられる施術方法です。
まとめ
思春期のニキビが落ち着いたと思ったら、大人になっても悩まされる厄介なニキビ。本記事で説明してきたように、大人ニキビの原因はさまざまで、複雑な要因が絡み合っていることがあります。
まずは、日ごろの生活習慣やスキンケアで予防することを心がけてみてください。そして、美容医療のプロの手を借りたくなったら、お気軽に藤井クリニックへお問合せ下さい。
「ニキビくらいでクリニックに行ってもいいのかな」なんて心配する必要はありません。藤井クリニックでは、皆さんがキレイなお肌を手に入れて笑顔でいられるよう、ニキビの悩みに効果的な、さまざまなメニューを用意しています。事前のカウンセリングは無料ですので、ぜひご利用くださいね。
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