公開日: 2022年05月25日
更新日: 2025年03月31日
ニキビ治療で話題急上昇中!ダーマペンの効果について
目次
- 1 ダーマペンとは
- 2 こんな方におすすめ
- 3 ダーマペンで得られる効果
- 4 ダーマペンの特徴
- 5 ダーマペンの効果に関する医学的な根拠
- 6 ダーマペンのダウンタイムの期間
- 7 ダーマペンのダウンタイムの症状
- 8 ダーマペンのダウンタイム期間の目安と経過
- 9 ダーマペンの痛みはどれくらい?
- 10 ダーマペンはいちご鼻にも効果はある?
- 11 ダーマペンでニキビが悪化するって本当?
- 12 ダーマペン後に白ニキビが増えやすい人
- 13 白ニキビができたときの対処方法
- 14 ダーマペン施術後の過ごし方
- 15 ダーマペン施術翌日以降の過ごし方〜より効果を高めるセルフケア〜
- 16 ダーマペンの目的別にみるダウンタイム期
- 17 ダーマペン4の禁忌事項
- 18 新しいダーマペン4を導入
- 19 ニキビとダーマペンに関するよくある質問
- 20 セルフダーマペンの危険性
- 21 ダーマペン施術の流れ
- 22 ダーマペン以外のニキビの治療方法
- 23 美容皮膚科で受けられるダーマペンの症例
- 24 ダーマペンに関するよくある質問
- 25 まとめ
ダーマペンによる施術は、シミや小じわの改善はもちろん、ニキビ跡や毛穴の開きなど、さまざまな肌悩みに効果的な治療です。
ダーマペンに挑戦することで、これまで諦めかけていた肌トラブルが改善されるかもしれません。
この記事では、ダーマペンの仕組みや具体的な効果、リスク・副作用について解説します。
「ダーマペンって、どのような施術なの?」「自分の肌悩みに効果があるのか知りたい」と思っている方は、ぜひ参考にしてください。
ダーマペンとは
ダーマペンは、エイジングケア治療などに使用されているペン型機器です。先端に髪の毛よりも細い、超極細の針がついています。
それを高速振動させることで、肌の表面に目には見えない微細な穴を開け、肌が本来持っている再生力を引き出す美容治療です。
詳しい効果は後述しますが、皮膚が新しく生まれ変わり、ニキビ跡・小じわ・毛穴の開きなどの改善が期待できます。
肌のキメやハリのアップは1回の治療で効果を感じる方もいますが、通常は回数を重ねることで効果を実感できる施術です。
効果が表れ始めるまでの期間には個人差があり、ニキビ跡や毛穴の開きなどは3~6回程度です。症状が重いようなら、10回以上の施術が必要になることもあります。
ダーマペン4は、従来のダーマペンと比較すると針の本数や深さ、開けられる穴の数が異なります。従来のダーマペンよりも性能が向上しており、ニキビ跡の治療や肌質の改善に効果的です。
さらに、オートマチックバイブレーション機能が搭載されており、痛みや不快感の軽減が期待できます。
こんな方におすすめ
ダーマペンは以下のような肌悩みを持つ方におすすめです。
【肌悩みを持つ方におすすめ】
- ニキビ跡、クレーターが気になる
- 毛穴が目立ってファンデーションが溜まる
- 小じわが増えてきた
- 肌のハリと弾力が低下してきた
このような悩みを抱えているのであれば、ダーマペンの施術を検討してみてはいかがでしょうか。
ダーマペンで得られる効果
ダーマペンで得られる主な効果は、以下の5つです。
【主な効果5つ】
- 毛穴の開きやたるみの改善
- ニキビ跡やクレーター、傷痕の改善
- ニキビの予防
- 小じわやたるみを防ぎ、ハリ・ツヤのある若々しい肌を再生
- 黒ずみや色素沈着の改善
それぞれ解説します。
毛穴の開きやたるみの改善
ダーマペンの微細な針が肌に小さな穴を開けることで、肌は「傷を修復しよう」とする働きを活性化させます。これにより、コラーゲンやエラスチンといった肌のハリ・弾力を保つ成分の生成が促されます。
コラーゲンが増加すると肌がふっくらし、毛穴が目立ちにくくなるでしょう。
毛穴が開いてしまう原因のひとつに、古い角質や皮脂が毛穴に詰まり、酸化することがあります。ダーマペンは、肌のターンオーバーを促進するため、古い角質や皮脂がスムーズに排出され、毛穴詰まりを防ぎます。
ニキビ跡やクレーター、傷痕の改善
ニキビ跡などの肌の凹みは、皮膚の深い部分(真皮)まで及んでおり、ターンオーバーが遅くなります。症状の度合いによって、自然治癒が困難です。
ダーマペンなら真皮近くまで針が届き、無数に穴を開けられるので、ターンオーバーが活性化。自然治癒を促して凹みを改善します。
クレーター状のニキビ跡はセルフケアでは治りにくいですが、ダーマペンによって肌の奥から修復され、少しずつ滑らかな肌に近づきます。
ニキビの予防
ダーマペンはニキビ予防にも効果的です。
ニキビの原因のひとつは、皮脂分泌やアクネ菌の増加、毛穴のつまりなどが影響しています。
ダーマペンにより皮脂の分泌が正常化。過剰な皮脂分泌を防止できるうえに、皮脂の排出もスムーズになるので、毛穴詰まりを防ぎます。毛穴を引き締めることで、アクネ菌の繁殖を抑えられるため、ニキビ改善や予防に役立ちます。
小じわやたるみを防ぎ、ハリ・ツヤのある若々しい肌を再生
ダーマペンで再生された肌は保湿力が増し、ハリや弾力がアップします。また、水分保持力が向上することで、乾燥による小じわを防ぎます。
小じわ、たるみ、乾燥などの改善が期待でき、ハリ・ツヤのある若々しい肌の再生に効果的です。
ダーマペンは血行が良くなり、肌のターンオーバーが活性化します。年齢とともに減少するコラーゲンやエラスチンを増やすことで、ふっくらとしたハリのある肌を手に入れられます。
黒ずみや色素沈着の改善
シミやくすみの原因であるメラニンは、ターンオーバーで通常は排出されます。しかしメラニンの過剰生成などにより蓄積されたメラニンが、黒ずみにつながってしまうのです。
ダーマペンなら肌のターンオーバーを促せるので、メラニンが排出されてシミやくすみの改善が可能です。
また、美白効果のあるビタミンC、トラネキサム酸などの薬剤を浸透しやすくするため、黒ずみや色素沈着に期待できます。
紫外線やニキビ跡による色素沈着が気になる場合も、ダーマペンによって肌の生まれ変わりを早めることで、徐々に明るい肌へ導きます。
ダーマペンの特徴
ダーマペンは、極細の針で肌に微細な穴を開け、ターンオーバーを促進する美容施術です。ニキビ跡や毛穴の開きの改善が期待でき、肌のハリやキメを整える効果もあります。
ここでは、ダーマペンの特徴やダーマローラーとの違いについて詳しく解説します。
肌へのダメージが小さく、ダウンタイムが短い
ダーマペンは、表皮への負担を抑えながら肌の再生を促進するため、ダウンタイムが短いのが特徴です。施術後は赤みや軽い腫れが生じることがありますが、通常数日〜1週間ほどで回復します。
ダーマペンは肌への負担を抑えつつ、ターンオーバーを促進するため、できるだけ早く回復したい方や、肌への刺激を軽減したい方におすすめです。
ダーマローラーとは
ダーマローラーは、肌のターンオーバーを促進するために、極細の針が付いたローラーを手動で転がして微細な傷をつける施術です。
主にニキビ跡の改善、毛穴の引き締め、肌のハリ向上を目的とし、顔だけでなく、妊娠線やボディの肌質改善にも使用されることがあります。
ただし、針が斜めに刺さることで肌へのダメージが大きくなりやすく、ダウンタイムが長引く可能性があるため、施術後の回復期間を考慮する必要があります。
ダーマローラーとダーマペンの違い
ダーマペンとダーマローラーの違いは、針の長さを調節できるかどうかです。それぞれの特徴は以下の通りです。
【特徴】
- ダーマペン:針の長さを調整できるため、肌悩みや状態に応じた施術が可能
- ダーマローラー:針の長さが固定されているため、施術の調整が少なく、施術のスピードがはやい
ダーマペンは針を垂直に刺すため、余計なダメージを抑えられるのに対し、ダーマローラーは針が斜めに入ります。そのため肌への負担が大きく、ダウンタイムが長くなりやすい傾向がありますが、一方で施術時間が短いというメリットもあります。
施術の効果を最大限に引き出したい場合や、肌の状態に合わせた治療を希望する場合は、ダーマペン、短い時間で施術を終えたい場合にはダーマローラーのほうが適しているといえます。
ダーマペンの効果に関する医学的な根拠
肌は約28日周期でターンオーバーを繰り返し、新しい細胞を生成する仕組みを持っています。ダーマペンはこの仕組みを活用し、肌の再生を促進することで、美肌へ導く施術です。
ダーマペンを肌に当てると、表皮に微細な傷をつけることで自己修復機能が働き、新しい表皮が生成されます。これにより、ターンオーバーが促進され、ニキビ跡や毛穴の開きが改善される仕組みです。
さらに、肌の深層部まで刺激を与えることで、コラーゲンやエラスチンの生成を促進し、弾力やハリのある若々しい肌へ導くことが確認されています。
医学的な視点から見ても、ダーマペンは科学的根拠に基づいた美容医療であり、肌の再生力を活かした効果的な治療法といえるでしょう。
ダーマペンのダウンタイムの期間
ダーマペンのダウンタイムは数日〜1週間程度です。
肌質や施術の強さによって回復期間は異なります。まれに、2週間以上続く場合もあるので把握しておきましょう。
ダーマペンのダウンタイムの症状
ダーマペンのダウンタイムには、以下のような症状があります。
【症状】
- 赤み・腫れ・発疹
- かゆみ
- 内出血
- 皮むけ
施術の強さや個人の肌質によって異なりますが、アフターケアを徹底すれば、よりきれいな肌へと生まれ変わります。
赤み・腫れ・発疹
ダーマペンは微細な針で肌に無数の穴を開けるため、施術直後は炎症反応が起こり、赤み・腫れ・発疹が見られることがあります。赤み・腫れ・発疹は、肌の修復が始まる正常な反応です。
穴が浅い場合、赤みは1〜2日程度で消えます。しかし、穴が深い場合、3~5日続くこともあるでしょう。
かゆみ
ダーマペンの施術後、肌の修復が進む過程で一時的にかゆみを感じる場合があります。かゆみは、新しい皮膚が作られる際に起こる皮膚の再生反応です。
通常、2〜5日ほどで自然に治まります。
内出血
ダーマペンは微細な針を肌に刺すため、肌が傷つき内出血が起こります。特に、皮膚が薄い目元や頬は血管が密集しているため、内出血しやすい部分です。
軽度の内出血は、3〜5日程度で消えることが大半です。しかし、重度の場合、1週間〜10日程度かかることもあります。
皮むけ
ダーマペンの施術後は、古い角質が剥がれ落ちて新しい皮膚が生まれるため、皮むけが起こります。皮むけは、ターンオーバーが促進された証拠です。
通常、3〜5日ほどで皮むけは落ち着きます。皮むけが気になっても、無理に剥がさず、自然に剥がれるのを待ちましょう。
ダーマペンのダウンタイム期間の目安と経過
症状 |
ダウンタイムの目安 |
赤み・腫れ・発疹 |
1〜3日(長くても1週間) |
かゆみ |
2〜5日 |
内出血 |
3〜7日(個人差あり) |
皮むけ |
3〜5日 |
長い針はダウンタイムが長くなりますが、高い効果を得られるのがメリットです。症状や部位に合わせて針の長さを調整し、肌悩みと治療効果のバランスを考えながら治療できるのがダーマペンの魅力の一つです。
ダーマペンの痛みはどれくらい?
ダーマペンは超極細の針を使用する治療ですが、施術中チクチクと痛みを感じます。個人差もありますが、施術後にヒリヒリ感じる場合もあります。
表面麻酔を使用し、針を刺す深さを浅い設定にもできるので、痛みが不安な方は事前カウンセリングで確認するようにしましょう。
ダーマペンはいちご鼻にも効果はある?
いちご鼻の主な原因は、肌のターンオーバーの乱れによる毛穴の詰まりです。ターンオーバーが正常に機能しないと、皮脂や古い角質が排出されにくくなり、角栓が毛穴に詰まって黒ずみが発生します。
ダーマペンは、微細な針で肌に刺激を与え、ターンオーバーを促進することで、毛穴の詰まりを改善し、引き締める効果があります。継続的に施術を受けることで、毛穴が目立ちにくくなり、いちご鼻の解消につながるでしょう。
ダーマペンでニキビが悪化するって本当?
炎症を起こしているニキビにダーマペンを当てると、針がニキビを潰してしまい、傷口から菌が入り込んで悪化するリスクがあります。これにより、赤みや腫れが強くなることもあるため注意が必要です。
施術時にニキビを避けることは可能ですが、すでにニキビが重度の場合は、ダーマペンの施術よりも炎症を抑える治療を優先することをおすすめします。肌の状態に合わせた適切な治療を選ぶことが大切です。
ダーマペン後には好転反応で白ニキビが発生する可能性がある
肌のターンオーバーが活性化することで、一時的に毛穴に皮脂や角質が詰まりやすくなります。施術によって新しい肌が作られる過程で、ターンオーバーの周期が乱れることがあり、その結果として白ニキビが発生することがあります。
しかし、この白ニキビは「好転反応」と呼ばれ、ダーマペンの効果が現れている証拠ともいえます。時間の経過とともに肌が正常なターンオーバーを取り戻すことで、自然に落ち着いていくことがほとんどです。
好転反応とは
好転反応とは、身体が回復する過程で一時的に不調が現れる現象のことをいいます。
例えば、整体やマッサージを受けた後に感じるだるさや発熱も、好転反応の一例です。これは、体が本来のバランスを取り戻そうとする際に起こる一時的な症状であり、回復の兆しとされています。
ダーマペン治療後の白ニキビも、ターンオーバーが活性化し、肌が新しく生まれ変わる過程で一時的に現れる良い反応です。適切なスキンケアを続けることで、時間とともに落ち着いていきます。
ダーマペン後に白ニキビが増えやすい人
ダーマペンの施術後に白ニキビができやすい人には、以下のような特徴があります。
【特徴】
- もともとニキビができやすい人
- 初めてダーマペン治療を受ける人
もともとニキビができやすい人は、肌のバリア機能が低下しており、炎症や毛穴詰まりが起こりやすい状態です。ダーマペン施術後にターンオーバーが促進されることで、皮脂や角質が一時的に詰まりやすくなり、白ニキビが発生することがあるでしょう。
また、ダーマペンの施術を初めて受ける人は、肌が施術に慣れていないため、ターンオーバーが一時的に乱れ、白ニキビができることもあります。これは、肌の生まれ変わりの過程で起こるものであり、回数を重ねることで徐々に安定していくことがほとんどです。
白ニキビは好転反応の一種であり、完全に防ぐことは難しいですが、正しいスキンケアを行うことで早期に改善できます。
白ニキビができたときの対処方法
白ニキビができたときは、肌を清潔に保ち、自然に治まるのを待つことが大切です。
ダーマペン治療後の白ニキビは好転反応の一種であり、通常は数日から1週間程度で落ち着きます。しかし、無理に触ったり、肌をこすったりすると炎症を引き起こし、悪化する可能性があるでしょう。
対処方法としては、以下の点に気をつける必要があります。
【対処方法注意点】
- 肌を清潔に保つ(洗顔は優しく、低刺激のクレンジングを使用)
- 保湿をしっかり行う(肌の乾燥を防ぎ、バリア機能をサポート)
- 刺激を与えない(ニキビを潰したり、手で頻繁に触れたりしない)
- 紫外線対策を徹底する(日焼け止めを塗り、肌への負担を軽減)
基本的には、時間とともに改善されるため、なるべく自然に治るのを待つことがベストです。もし症状が長引いたり、不安を感じたりする場合は、クリニックに相談することをおすすめします。
ダーマペン施術後の過ごし方
ダーマペンの施術後は、肌が敏感な状態になっているため、刺激を与えないよう以下の点に注意しましょう。
【施術後の注意点】
- 施術後すぐに洗顔やメイクをしない
- 紫外線対策を念入りに
- 過度な飲酒や入浴、激しい運動は避ける
それぞれ解説します。
施術後すぐに洗顔やメイクをしない
保湿ケアをいつも以上に念入りに行い、刺激となるものは避ける必要があります。翌日からメイク可能ですが、肌に負担をかけないように、低刺激のスキンケアやメイクを心がけましょう。
施術直後の肌には、目に見えないほどの小さな傷がたくさんついています。ダーマペンの施術直後に洗顔してしまうと、肌に刺激を与えてしまい、炎症を引き起こす可能性があるので注意しましょう。
紫外線対策を念入りに
ダウンタイム期間中の肌は炎症が起きやすく、ダメージも受けやすいです。きちんと紫外線対策ができていない場合、色素沈着の原因となったり、ダウンタイムが長引いたりする可能性があります。日焼け止めや日傘などで対策する必要があります。
過度な飲酒や入浴、激しい運動は避ける
入浴・飲酒・激しい運動などは、血行を促進し、肌の赤みが増す原因となるので控えなくてはなりません。シャワーは当日から可能ですが、入浴は翌日から可能です。
ダーマペン施術翌日以降の過ごし方〜より効果を高めるセルフケア〜
ダーマペンの施術後は、肌が敏感でデリケートな状態になっています。正しいセルフケアをすることで、施術の効果をより高め、ダウンタイムを短縮しましょう。
ここでは、施術翌日以降に気をつけるべきポイントと、効果を高めるセルフケアを詳しく解説します。
【効果を高めるセルフケア】
- スキンケアは低刺激性のものを使う
- 保湿をしっかりする
- 日焼け止め対策をしっかりする
- お肌の摩擦を避ける
それぞれ解説します。
スキンケアは低刺激性のもの使う
ダーマペン施術後の肌はバリア機能が一時的に低下し、刺激に敏感な状態になっています。アルコールや香料、刺激の強い成分を含むスキンケアを使うと、赤みやヒリつきが悪化する可能性があります。
以下の成分がおすすめです。
【おすすめ成分】
- 保湿力UP:セラミド・ヒアルロン酸・グリセリン
- 肌の鎮静効果:CICA(ツボクサエキス)
- 肌の修復をサポート:パンテノール
乾燥や刺激の原因となるアルコール・エタノール、刺激が強く赤みや皮むけが悪化するビタミンC誘導体・レチノールは避けるとよいでしょう。肌が薄い状態のため、ピーリング成分も控えましょう。
保湿をしっかりする
施術後は、肌の水分が蒸発しやすくなり、極度の乾燥状態になります。適切な保湿を行うことで、肌の修復をサポートしダウンタイムを短縮できます。
正しい保湿方法は以下のとおりです。
【保湿方法】
- 洗顔後すぐに化粧水&クリームを塗る
- ワセリン・セラミドクリームを薄く塗る
- シートマスクは刺激の少ないものを選ぶ
水分が蒸発する前に保湿を行いましょう。シートマスクをする際は、刺激の少ないCICAやヒアルロン酸配合のものがおすすめです。
日焼け止め対策をしっかりする
施術後の肌はバリア機能が低下しており、紫外線の影響を受けやすい状態です。紫外線を浴びると、炎症や色素沈着が起こりやすくなるため、日焼け対策は必須です。
以下の正しい日焼け対策を参考にしましょう。
【日焼け対策】
- SPF30〜50/PA+++ 以上の日焼け止めを使用
- 外出時は帽子・日傘・サングラスを活用
- 日焼け止めはこすらず優しく塗る(摩擦NG)
- 屋内でも日焼け止めを塗る
日焼け止めを選ぶ際も、低刺激のものを意識しましょう。紫外線は窓からも入るため、外出の時だけでなく、屋内でも徹底するとよいでしょう。
お肌の摩擦を避ける
施術後の肌はデリケートな状態なので、摩擦を与えると炎症が悪化し、色素沈着のリスクが高まります。なるべく優しくケアすることが大切です。
摩擦を防ぐために、以下の方法を心がけましょう。
【方法】
- タオルで拭くときはこすらず押さえるように
- クレンジングはマイルドなミルクorジェルタイプを使用
- 洗顔はゴシゴシ洗いをせず、泡で優しく包み込むように
- 枕カバーを清潔にする
枕カバーを清潔にすることで、摩擦を避けると同時に雑菌のリスクも減らします。
ダーマペンの効果を引き出すためには、施術後のセルフケアが重要です。徹底した保湿&紫外線対策をして、美肌を目指しましょう。
ダーマペンの目的別にみるダウンタイム期
ダーマペンのダウンタイムは、数日〜1週間程度です。針を刺す深さによっても、ダウンタイムの長さが変わります。
針を刺す深さ ダウンタイム目安
針を刺す深さ |
ダウンタイム目安 |
0.2mm~ |
2~3日程度 |
0.5mm~ |
2~3日程度 |
1.0mm~ |
2~3日程度 |
1.5mm~ |
4~5日程度 |
2.0mm〜 |
6~7日程度 |
以下は、目的別のダウンタイム期間の目安になります。
目的 |
針の深さ |
回数の目安 |
ダウンタイム期間 |
主な症状 |
毛穴の開き・たるみ |
0.5mm~1.0mm |
3~5回 |
1~3日 |
赤み・軽い腫れ |
ニキビ跡・クレーター・傷跡 |
1.5mm~2.5mm |
5回以上 |
5~7日 |
赤み・腫れ・皮むけ |
ニキビの予防 |
0.5mm~1.0mm |
3~5回 |
1~3日 |
軽い赤み・皮むけ |
小じわ・ハリ・ツヤUP |
1.0mm~1.5mm |
3~5回 |
3~5日 |
赤み・腫れ |
黒ずみ・色素沈着 |
0.5mm~1.0mm |
3~5回 |
1~3日 |
軽い赤み・皮むけ |
穴が浅い、毛穴の開きやたるみ・ニキビ予防・黒ずみや色素沈着はダウンタイムが短い傾向です。クレーターや傷跡は、深く刺すため、1週間程度のダウンタイム期間が必要になります。
ダウンタイムの期間や症状には個人差があります。ダウンタイムの目安を把握して、施術後のスケジュールを調整するとよいでしょう。
ダーマペン4の禁忌事項
ダーマペン4の施術は、重度のニキビがある人、金属アレルギーがある人、日焼けをする可能性がある人には適していません。これらの条件に当てはまる場合、施術を受けることで肌トラブルを引き起こす可能性があるため、注意が必要です。
その他にも、がんなどの持病がある方や、普段から特定の薬を服用している方は、事前に医師へ相談することが必要です。施術が体に与える影響を考慮し、安全に受けるための判断を行いましょう。
新しいダーマペン4を導入
当院では、新しいダーマペン4を導入しています。
ダーマペン4は、従来のダーマペンと比較すると
【比較】
- 針の本数
- 針の深さ
- 開けられる穴の数
が変わります。
さらに、オートマティックバイブレーション機能が搭載されています。
従来機に比べ、痛みや腫れを軽減
ダーマペン4にはオートマティックバイブレーション機能が搭載され、従来機に比べて痛みや腫れを軽減できるようになりました。
オートマティックバイブレーションとは、振動しながら素早く針を動かす機能です。この機能により、施術時の肌への負担が均一になり、痛みを感じにくくなる効果が期待できます。
ニキビとダーマペンに関するよくある質問
ニキビとダーマペンに関するよくある質問は以下の通りです。
ニキビがある状態でもダーマペンの施術は受けられますか?
ニキビの状態によります。軽度のニキビであれば施術可能ですが、炎症が強いニキビや膿を伴う重度のニキビは悪化する可能性があるため注意が必要です。
この場合は、先にニキビ治療を優先することが推奨されます。施術前に医師に相談し、肌の状態に適した治療を選ぶことが大切です。
ニキビを改善するには、どのくらいの頻度でダーマペンを受ければいいですか?
一般的に3〜8回程度の施術を受けることで、ニキビの改善が期待できます。
施術のペースは1か月〜1か月半に1回が目安とされています。これは、肌のターンオーバー(約28日周期)に合わせて施術を行うことで、より効果的に肌の再生を促せるためです。
セルフダーマペンの危険性
セルフダーマペンは、自宅で手軽に施術できる一方で、感染症や肌トラブルのリスクが高く危険です。
クリニックで使用されるダーマペンは医療機関専用であり、一般には販売されていません。そのため、ネットで購入できるセルフダーマペンは別物と考えるべきです。正しい使用方法や注意点を理解しないまま使うと、肌の状態を悪化させる可能性があります。
特に、針や肌の清潔を保たずに使用すると、開いた傷口から菌が入り込み、感染症や炎症を引き起こすリスクが高まります。さらに、適切な深さや施術方法を知らずに行うと、肌に過度なダメージを与え、色素沈着やクレーターなどの肌トラブルにつながることもあるでしょう。
ダーマペン施術の流れ
ダーマペンの施術は、以下の流れで進みます。
【ダーマペンの施術の流れ】
- カウンセリングを受ける 自分の肌悩みを相談し、最適なダーマペンの施術方法を決めます。
- 洗顔をする 施術部位を清潔に保つため、施術前にしっかり洗顔を行います。
- 麻酔クリームを塗り、30分放置する 皮膚の薄い部分にも針を刺すため、局所麻酔クリームを塗布し、約30分放置します。
- 施術部位に製剤を塗る カウンセリングで決めた肌悩みに適した製剤を塗布します。
- 施術を開始する ダーマペンを均一にあてながら施術を進めます。
- 製剤が浸透したら、冷却ケアを行う 製剤が肌に吸収された後、赤みや腫れを抑えるために冷却ケアを行い、施術終了となります。
ダーマペンの施術自体は20〜40分程度ですが、カウンセリングや麻酔時間を含めると約2時間かかることになります。
ダーマペン以外のニキビの治療方法
ニキビの治療方法は、ダーマペン以外にもピーリングやRF(ラジオ波)などの治療法があります。
ニキビの種類や状態によって適した治療方法が異なるため、カウンセリングで肌の状態を確認し、最適な治療を選ぶことが大切です。
美容皮膚科で受けられるダーマペンの症例


施術の説明 | 「ダーマペン」とは、非常に細い針を使用することによって肌の表面に小さな穴を作り、肌の自然治癒力を向上させることを目的とした施術です。また、ダーマペン4などの機器名を指すこともあります。 ダーマペン施術で使用する針は、髪の毛よりもさらに細い超極細針になりますが、施術用美容液と組み合わせて使用することで、皮膚上に塗布した美容液を皮膚の内部にまで届けることが可能です。その為、美容液との組み合わせによっては、新陳代謝を促進するだけではなく毛穴の開きや毛穴のたるみ、色素沈着といったお肌の悩みへの対策としても期待できます。 個人差はあるものの、複数回の施術を受けることでより変化を実感しやすい施術です。 |
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施術のリスク (副作用) |
ダーマペンは施術により小さな穴を肌に開けます。通常この穴は数時間でふさがるものですが、施術後に赤みが長引く場合があります。数日でおさまるのでご安心ください。さらに、傷口が治りにくい方の場合は痕が残る可能性はゼロではありません。 加えて、施術後には紫外線に注意する必要があります。これは、過度な日焼けをすると色素沈着が起こるケースがあるためです。そのため、紫外線対策をしっかりと行いましょう。 |
施術の価格 | 美白、美肌、毛穴基本治療 ハイラアクティブ (全顔または首) 27,500円(税込) 24,750円✕3回(税込) |
ダーマペンに関するよくある質問
Qどのくらいの頻度で治療を受けたらいいですか?
A.出血しない深さでの治療あれば2-4週間おきに、出血する深さの治療であれば6-8週間おきに受けてください。
Qどのくらいの頻度で治療を受けたらいいですか?
Q治療時間はどれくらいかかりますか?
A.麻酔クリームを塗布してから30分放置し、施術時間は約20分です。
Q治療中の痛みはありますか?
A.麻酔クリームを塗布してから処置するため、基本的に施術中の痛みはほとんどありません。
Qダウンタイムはありますか?
A.赤み、ヒリヒリ感は24~36時間程度続きます。その後、数日から1週間程度は皮むけがしやすく、一時的にメイクのりが悪くなります。
Q施術後に洗顔や化粧は控えた方が良いのでしょうか?
A.施術後12時間は顔を濡らさないようにしてください。その後は普段通りの洗顔、スキンケア、メイクは可能です。(施術当日の洗顔やメイクは避けてください)
Q治療を受けられない人はどのような人でしょうか?
A.出血傾向のある方(抗凝固薬内服中など)、局所麻酔薬のアレルギーのある方、金属アレルギーやラテックスアレルギーのある方、治療部位に重度の炎症性ニキビのある方、妊娠中の方など。詳しくは当院にお問い合わせください。
まとめ
ダーマペンは、ニキビ跡・毛穴の開き・シミ・小じわ・たるみなど、多くの肌悩みに対応できる施術です。継続的に施術することで、諦めていた肌悩みが解決するかもしれません。
本サイトを運営している藤井クリニックでも、ダーマペンによる施術を取り扱っています。藤井クリニックは大阪 梅田にある、美容皮膚治療を専門に扱うクリニックです。
はっきりと結果を求めたい方のご希望に応える、エイジングケア医療を提供いたします。加齢とともに増えていくお肌の悩みに寄り添う主治医として、長期的にお付き合いしていきたいと思っております。
藤井クリニックでは最新型のダーマペン4を導入しており、さらに効果を高めるために複数の導入薬剤をご用意しております。丁寧なカウンセリングを行い、お客様に適した治療をご提案しますので、ぜひこの機会に肌悩みを改善しませんか?
初診は無料でカウンセリングを行っておりますので、お気軽にご相談ください。
①治療方法 ヒアルロン酸を皮膚に注入することで、体内に元から存在する自己のヒアルロン酸と融合して皮膚にふくらみを持たせ、しわを隆起させます。 ②副作用リスク ③連絡先
藤井クリニック ④費用
本治療は保険適用のない自由診療となります。
〒530-0001 大阪府大阪市北区梅田2丁目1−22
野村不動産西梅田ビル 8F
TEL: 06-6347-9600
61,600円(税込)
※診断により変動する可能性があります。
(大阪梅田・神戸でヒアルロン酸注入なら藤井クリニック)