公開日: 2022年06月20日
更新日: 2024年12月20日
フェイスラインの引き上げで話題?スレッドリフトとは
目次
年を重ねるごとに気になりだすお顔のたるみ。近年では、20代や30代からのエイジングケアが必要といわれており、幅広い年代でフェイスラインの引き上げやたるみのケアに興味がある方も多いのではないでしょうか。
たるみは、化粧品ではなかなか効果の出にくい老化現象のひとつ。即効性があるたるみのリフトアップ方法として、スレッドリフトがおすすめです。
この記事では、メスを使わずにフェイスラインの引き上げができるとして話題のスレッドリフトについて紹介します。
スレッドリフトとは
特徴
スレッドリフトとはどんな施術で具体的にはどのような効果があるのか、わかりやすく説明していきます。
概要
スレッドリフト(糸リフト)とは、専用の糸を使って皮膚を引っ張り上げる治療です。マリオネットラインやほうれい線が気になる方、顔のたるみをなんとかしたい方などへおすすめで、メスを使わないリフトアップ施術として話題になっています。
スレッドリフトの施術で使用する糸は、時間が経つと体内に吸収される特殊な糸です。皮膚の細胞を活性化させ、コラーゲンやエラスチンを生成しやすくする働きもあるので、ハリや弾力がアップする効果もあります。
肌全体を内部から持ち上げて元の位置に戻すので、違和感のないナチュラルな仕上がりです。局所麻酔や針の特徴によって、痛みの少ない施術となっています。
効果
リフトアップによってホホの位置が高くなり、若々しいフェイスラインになります。ハリや弾力の効果があることも嬉しいポイントです。細かい点は、スレッドリフトの方法によって異なりますので次項で説明します。
施術時間
施術時間の目安は30分程度です。
ダウンタイム
腫れはほとんどなく、施術後はすぐに帰ることができます。洗顔もお化粧も当日から可能ですが、患部を強く擦らないように注意が必要です。
傷跡は、針を刺したところに赤い点が数日間残ります。内出血した場合は、2週間ほどで徐々に治りますので安心してください。
人気の理由
スレッドリフトが話題となり人気が出た理由としては、メスを使わずにリフトアップできること、すぐに効果を実感できること、ダウンタイム少ないことなどが挙げられます。
施術後でも、外見からわからないくらい自然な仕上がりになることも施術を受けやすいポイントのひとつです。
スレッドリフトの仕組み
施術で使用する特殊な糸は、「返し」と呼ばれる中央に向かって毛羽立った小さな棘のようなものがあります。この「返し」が皮膚の内部でフックの役割をし、リフトアップした状態を保つのです。
糸には、「返し」の他に「コグ」という突起も付いています。コグと、コグのあいだにある返しで糸が成り立っており、持ち上げた位置で肌を内側から固定できます。スレッドリフトの糸は、医療でよく利用されている糸と同様の素材でできています。約1年間で徐々に体内に吸収されるので糸が体内に残ることはありません。
スレッドリフトと一言にいってもさまざまな製品があり、各クリニックで採用している製品が違います。今回は、おすすめの4種類を紹介します。
テスリフトソフト
長い効果を実感したい方へおすすめのテスリフトソフトは、新しいタイプのスレッドで構造が特徴的です。中心の太い糸にはコグ(突起)が付いており、その中心の糸の周りを360度覆うように、「メッシュ」とよばれる細い糸がらせん状に巻き付いています。
コグ(突起)によって施術後初期の固定を強化し、糸の周りを取り囲むメッシュ層の中に体の組織が入り込み一体化することで、ホールド力が高くなるという仕組みです。
メッシュの働きはホールド力のみではなく、コグ(突起)が外側にはねることを防ぐ働きや、従来のスレッドリフトよりも多くのコラーゲン生成を促進する働きがあります。メッシュ構造になっている分、皮下組織と接地する表面積が広くなり、より多くのコラーゲンの生成を促進できるのです。
スレッド(糸)は長めに設計してあるので、挿入したら顔からはみ出る部分があります。他のスレッドの施術の場合余った糸は切ってしまうのですが、テスリフトソフトの場合は折り返して皮膚に挿入します。ジグザクに折り返して縫い合わせることで、土台の強度と引っ張る力が大幅にアップ。また、施術後の違和感やつっぱりを最小限に抑えることができ、折り返した糸の部分からもコラーゲンの生成が期待できます。
アンカーリフト
アンカーリフトは従来のスレッド(糸)よりも太く、コグ(突起)が多方向に向いているのが特徴です。矢のような形をしたコグ(突起)は、アンカーの役割をして強力なリフトアップを実現します。糸が切れる心配が少ないスレッドなので、頑丈でしっかりとしたリフトアップの効果を得たい方におすすめです。安全性の高い溶ける糸は、コラーゲンの生成を促してハリのある肌へ導きます。
バイニードル
バイニードル(アンカーDXダブル)は、コグ(突起)が付いた長い糸を使用しますが、特徴として糸の両端に両方向に向かって針が付いています。糸をアゴの中心から左右の耳元あたりまで挿入することによりアゴのたるみを引き締め、すっきりとしたフェイスラインになります。1本のスレッドで左右を同時にしっかりと引き上げ、普通の糸では対応が難しいアゴ下のたるみにもアプローチできるスレッドです。
ショッピングリフト
ショッピングリフトは、数十本の細い糸を沢山の針で肌に挿入し、コラーゲンを生成させ肌にハリを与える治療方法。これまで紹介したスレッドリフトと比べると、物理的に引っ張り上げるよりも、コラーゲン生成による引き締め効果を狙ったリフトアップです。
溶ける糸の中でも、特にコラーゲンの生成を促進する効果が高い成分でできた糸を使用します。リフトアップの即効性よりも美肌効果を重視した治療で、たくさんの針と糸で刺激を与えることによって肌組織を再生し、ナチュラルに肌の弾力を引き出します。肌のトーンアップや美白、毛穴の引き締めをしたい方におすすめのスレッドリフトです。買い物をするくらい手軽に施術を受けられるという点から、ショッピングリフトと呼ばれています。
スレッドリフトの持続期間はどのくらい?
たるみの大きさや状況などによって個人差がありますが、施術後の持続期間はおよそ半年から2年程度です。挿入した糸は、1年ほどでゆっくりと体内に吸収されていき、吸収された後もしばらくリフトアップ効果が続きます。
スレッドリフトの効果には、糸で物理的にリフトアップされる効果と、コラーゲンがお肌を引き締める効果があります。糸で引っ張り上げる施術なので、物理的なリフトアップ効果が実感できるのは、もちろん術後直後からです。
糸の力でリフトアップが持続し、徐々に糸が溶けていくにつれて物理的にはリフトアップ効果がなくなってしまいます。しかし、スレッドによって生成を促進されたコラーゲンが効果を発揮します。糸が体内に吸収された後は、生成されたコラーゲンによってリフトアップ効果が持続するというわけです。
注意したい点は、コラーゲンが生成される場所によってはリフトアップの効果が続かないということです。スレッドを挿入する位置や方向の見極めが重要で、長期的な目線で効果的な施術を行うことで、コラーゲンの生成による効果が持続します。経験や実績のある、信頼できるクリニックを選び、効果を最大限に引き出してくれるような施術を受けたいですね。
スレッドリフトのリスク・副作用
メスを使わず手軽に受けられ、たるみだけではなく肌の質感も改善できると人気のスレッドリフトですが、リスクや副作用と注意点がいくつかありますので紹介します。
リスク・副作用
手術直後に残る傷跡は、皮膚に針を通した跡です。小さな赤い点で、数日で治ります。内出血する場合もありますが、2週間ほどで収まるでしょう。また、部分的に皮膚をつまんでいる状態なので、くぼみができて違和感を覚えることがあります。このくぼみと違和感も時間が経つと落ち着く一時的なものです。
効果の注意点
1年ほどかけて徐々に糸が体内に吸収されていき、吸収された後はコラーゲンの力でしばらくリフトアップ効果は続きます。しかし、効果は永久ではありません。繰り返し治療を行うことで若々しいフェイスラインをキープできます。
お顔の鼻の下からアゴ先までの部分が小さい方や、ほほのお肉が少なすぎる方、ほほのお肉が多すぎる方、たるみが大きい方はスレッドリフトだけでは対応できない場合があります。別の施術を提案してもらうなど、自分に合った方法で治療を検討しましょう。また、シワが無くなるほどの効果は期待できません。
術後の注意点
日常的に顔を激しく動かしていると、糸が切れてしまうことがありますので注意が必要です。特に糸が組織に固定されるまでの数日間は、お顔を激しく動かさないよう気を付けましょう。また、マッサージも控えるべきです。
まとめ
今回は、今話題のたるみ治療であるスレッドリフトを紹介しました。スレッドリフトは、糸を挿入する位置や方向が重要で、施術者の手腕に左右される施術です。また、クリニックによってコンセプトが異なりますが、藤井クリニックが重視しているのは「自然で綺麗な若返り」です。スレッドリフトに興味をお持ちでしたら、ぜひ当院のナチュラル・アンチエイジング・スレッドリフトをご検討ください。
詳しくは、こちらのページもご覧ください。
スレッドリフトには、併せて行うと効果的な施術があります。プラスアルファで他のメニューのご提案も可能ですので、お気軽にご相談くださいね。他にも、不安な点や不明点がありましたら丁寧にお答えします。まずはお問合せ下さい。