公開日: 2022年08月29日
更新日: 2024年05月23日
日焼け肌に効果はある?ダーマペンの効果と注意点
ダーマペンは、ニキビ跡・毛穴の開き・たるみ・しわなど、幅広い肌トラブルの改善に役立つ美容治療です。
本記事ではダーマペンの仕組みや具体的な効果、施術後の注意点を解説します。
「ダーマペンに副作用はあるの?」
「日焼け肌の美白にも効果はあるの?」
このような疑問を抱えている方にとって役立つ内容なので、ぜひ参考にしてください。
ダーマペンとは
「ダーマペン」とは、髪の毛よりも細い超極細の針を使用して、肌表面に無数の小さな穴を開け、肌が本来持っている自然治癒力(肌の回復力)の向上を促す施術です。
ニキビやニキビ跡・毛穴の開き・たるみ・しわ・くすみ・黒ずみなどを改善し、肌の衰えを防ぐ効果が期待できます。
施術の効果が表れるのには個人差がありますが、通常は複数回の施術を経て効果を実感する方が多いようです。
● ダーマペンの仕組み
ダーマペンでは、肌表面に目には見えないほどの小さな穴を開け、一時的に小さな傷を作ります。その際に、皮膚が傷を修復しようする働き(自然治癒力)が促され、肌は元の状態に戻ろうとします。
この過程の中で真皮中の繊維芽細胞が活発になり、真皮はコラーゲンやエラスチンという美容成分を生成します。
コラーゲンやエラスチンは美容成分で、肌のハリや弾力、潤いを保持するために欠かせないものです。これらの美容成分が作り出されて新陳代謝が促進されることで、毛穴の開きやたるみ、ニキビ跡といった肌トラブルが改善され、なめらかな肌を手に入れられます。
ダーマペンは、成長因子を含む美容液と組み合わせて施術することも可能です。肌表面に塗布した美容液を皮膚の奥深くまで届けられます。組み合わせる美容液によって、毛穴の開き・たるみ・色素沈着の改善といった、患者さまの悩みに沿った効果が期待できます。
● ダーマペン4とは
ダーマペンの治療にはペン型の機器を使用しますが、近年「ダーマペン4」という最新の機器が登場し、多くのクリニックで導入されています。
従来のダーマペンと、ダーマペン4の主な違いは以下のとおりです。
違い | ダーマペン3 | ダーマペン4 |
---|---|---|
針の本数 |
12本 |
16本 |
開けられる穴の数 |
1,300個/毎秒 |
1,920個/毎秒 |
針が刺さる深さ |
2.5mm |
3.0mm |
ひとつ前のバージョンであるダーマペン3は、針の本数が12本で毎秒1,300個の穴を開けられる性能でした。
それに対してダーマペン4に搭載された針の本数は16本です。真皮へ毎秒1,920個の穴を開けられます。短時間でより多くの穴を開けられるようになり、効率的な施術が可能となりました。
また、ダーマペン3が刺せる針の深さは2.5mmまででしたが、ダーマペン4は3.0mmまで針が届くので、美容成分をより深くまで浸透させられます。
さらに針の長さを0.1㎜単位で調整可能です。肌の状態に合わせて、針の届く深さを変えられます。
ダーマペン4の登場により、施術効果が向上したうえに治療時間は短縮され、肌への負担を抑えられるようになりました。
日焼け肌への美白効果
「ダーマペンは、日焼け肌の美白効果があるの?」といった声も多いようですが、ダーマペンは日焼け肌を美白にする直接的な効果はないようです。
美白に効果がある施術には、以下のようなものがあります。
・レーザートーニング
・フォトRF
・高濃度ビタミンC注射(点滴)
● レーザートーニング
レーザートーニングは、肝斑を中心とした複合性のシミを治療する施術です。シミに限らずくすみなどの色ムラを抑える効果もあり、明るく透き通るような肌を目指せます。
レーザートーニングは、一般的なレーザー治療よりも低出力で、均一にレーザーを照射できるのが特徴です。レーザーがメラニン色素を破壊し、少しずつ色素沈着を薄くしていきます。
照射する時間は5分程度と短く、すぐにメイクできることもあり、気軽に受けられる治療です。ただ、1度で大きな効果を得られる訳ではないので、繰り返し治療を受ける必要があります。
● フォトRF
フォトRFとは、シミ・そばかす・くすみ・赤ら顔などの改善を目的としたレーザー治療のことです。美白オーロラとも呼ばれています。
フォトRFでは光エネルギーと高周波エネルギーを用います。光エネルギーは、表皮層のメラニンなどに反応し、高周波エネルギーは肌の奥深くの真皮層まで届くのが特徴です。
2つのエネルギーを組み合わせることで、肌ダメージが少ないうえに、透明感のある潤った肌へ導きます。フォトRFはスキンケアなので副作用のリスクやダウンタイムが少ないところもポイントです。継続して施術を受けることで、効果を実感できます。
● 高濃度ビタミンC点滴
ビタミンCには、メラニンを作り出す効果を抑える働きがあるため、美白効果が期待できます。そのほかにも、シミ・しわ・たるみ改善などの美容効果に加え、抗ストレス作用・抗アレルギー作用・免疫機能の向上といった健康面にも良い効果が期待できる施術です。
ダーマペンの施術効果
ダーマペン施術の主な効果は以下のとおりです。
・ニキビやニキビ跡(クレーター)
・毛穴の開きや黒ずみ
・シミ、くすみ、しわ、たるみ
● ニキビやニキビ跡(クレーター)
ダーマペンは肌の自然治癒力を促すのはもちろん、過剰な炎症を抑えて皮脂の分泌を正常に整える効果が期待できます。
ニキビが発生する原因のひとつは、皮脂の過剰分泌。また、ニキビ跡が残ってしまう主な原因は炎症です。ダーマペンはそれらの改善に役立つため、ニキビやニキビ跡の改善効果が見込めます。
ニキビには、赤ニキビや白ニキビがありますが、ダーマペンは基本的にあらゆるニキビに対応可能です。
なお、クレーターはニキビが治ったあとに、肌がへこんだ状態になってしまう症状です。深いクレーターは自然治癒が難しいのですが、ダーマペンなら複数回の治療で改善を目指せます。
また、ダーマペン治療で塗布する美容成分の中には、殺菌や美白効果をもつタイプもあり、ニキビの原因菌を殺菌することや、ニキビ跡による色素沈着を抑える効果もあります。
ただし重度のニキビは、ダーマペンによる治療で悪化する可能性があるところが注意点です。カウンセリング時に医師とよく相談しましょう。
● 毛穴の開きや黒ずみ
ダーマペン治療により、皮膚のターンオーバーが改善します。これにより過剰な皮脂分泌や毛穴のつまりが抑えられ、詰まった角栓は排出されるため、毛穴の開きや黒ずみの改善が期待できます。
● シミ・くすみ・しわ・たるみ
肌のシワやたるみ、色素沈着(シミやくすみ)などの肌悩みは、線維芽細胞が作り出す整肌成分、コラーゲンやエラスチンなどの減少が主な原因です。
ダーマペンにより線維芽細胞が活性化され、これらの成分が新たに生成されます。これにより、シミ・くすみ・しわ・たるみの改善が期待できるのです。治療を複数回続けることで、肝斑などの大きなシミの改善も目指せます。
また、肌の保水力が高まるため、ハリやツヤのある若々しい肌を手に入れられるでしょう。
施術後の注意点
ダーマペン施術を受けたあとの注意点について解説します。
● 副作用がある 施術後は肌の赤み・かゆみ・熱感・腫れ・ヒリヒリ感・内出血などの副作用を生じる可能性があります。針を刺す深さが深いほど、症状が表れやすいようです。ただ、一般的に2日程度で治まります。 すぐにスキンケアしたくなると思いますが、施術直後は肌がダメージを受けやすい状態なので、術後6時間程度は化粧水や保湿クリームなどの使用は控えたほうがよいでしょう。 また、その後1週間程度は口や目の周りを中心に皮むけが起こりやすくなり、一時的にメイクのりが悪くなったり、化粧水などを使う際にヒリついたりすることがあります。 もし副作用が長引いた場合、すぐに治療を受けたクリニックへ相談してください。 |
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● メイクを避ける 施術を受けた当日はメイクを控えましょう。日焼け止めクリームや化粧水と同様に、化粧品に含まれる成分が肌を刺激し、思わぬ肌荒れや副作用の悪化を招きかねません。メイクはもちろん、基礎化粧品の使用は基本的に翌日から可能です。 |
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● 日焼けを避ける ダーマペンの施術後は、日焼けしないように注意してください。強い紫外線を浴びて日焼けすると、皮膚が炎症を起こしかねません。外出時には日傘や日焼け止めクリームを使用して、紫外線から肌を守りましょう。 |
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● 入浴・サウナ・飲酒・激しい運動は避ける 施術後は、副作用が落ち着くまで入浴・サウナ・過度な飲酒・激しい運動は避けましょう。施術後の肌はデリケートな状態なので、血行がよくなることで赤みが増す可能性があります。 なお、施術当日の入浴や洗顔は避けるべきですが、シャワーを浴びる程度なら問題ありません。入浴や洗顔は基本的に翌日から可能です。 |
まとめ
ダーマペンの効果や注意点について解説しました。
ダーマペンは、ニキビ跡・毛穴の開き・シミ・しわ・たるみなど、幅広い肌トラブルに対応できる治療です。治療を続けることで、諦めていた肌悩みが解決するかもしれません。
本サイトを運営している藤井クリニックでも、ダーマペン4を使用した施術をご提供しております。藤井クリニックは大阪 梅田にある、美容皮膚治療を専門に扱うクリニックです。
当クリニックでは最新型のダーマペン4を導入しており、より効果を高めるために複数の導入薬剤をご用意しております。
初診は無料でカウンセリングを行っておりますので、ぜひお気軽にご相談くださいませ。
ご相談は、初診・再診問わず、お電話・WEBフォーム・LINEにて受付中です。