公開日: 2023年06月01日
更新日: 2024年05月23日
ポテンツァ(POTENZA)は初回から効果が見られる!?持続期間や施術回数について解説
目次
ポテンツァ(POTENZA)は、マイクロニードルと呼ばれる細い針を肌表面に刺し、ターンオーバーを促すことで肌の悩みにアプローチする治療方法です。針先からRF(高周波)を照射し、肌の症状に合った薬剤を導入することで、幅広い肌の悩みに効果を発揮します。
ポテンツァについて興味はあるものの、「すぐに効果がでるの?」「何回くらい施術する必要がある?」「痛みはどれくらい?」と、疑問も絶えないですよね。
本記事では、ポテンツァの仕組みや効果、より効果的な施術回数について詳しく解説します。ポテンツァを受けてみたいと考えている方は、ぜひチェックしてみてください。
今話題のポテンツァとは
ポテンツァは、韓国に本社を持つJeisys(ジェイシス)社が開発した、最新の美肌医療機器です。
極細の針で肌に穴を開けることで、人間に本来備わっている創傷治癒力(傷を治そうとする力)が働きます。針先から照射するRF(高周波)によって、表皮を損傷することなく真皮層まで熱エネルギーが伝わり、その結果「コラーゲン」や「エラスチン」など、美しい肌を作り出す成分が生成されます。
ポテンツァは、以下のような肌の悩みをお持ちの方におすすめです。
- ・ニキビ・ニキビ跡の凸凹
- ・毛穴の開き・小じわ
- ・肌のたるみ
- ・赤ら顔
- ・肝斑
肌表面に熱ダメージが加わらない上、RFが出血を抑える効果もあるため、ダウンタイムや痛みを最小限に抑えることができます。
同じく創傷治癒力を利用した美肌治療法であるダーマペンとの違いについて気になる方もいらっしゃるかもしれません。ポテンツァは針の先端からRFを照射し真皮層にまで直接熱を加えるため出血を伴いません。また、RF照射と同時に薬剤を効率よく浸透させるため、より高い効果を発揮できます。
ポテンツァの仕組み
ポテンツァは極細の針を肌に刺しながら、針先からRF(高周波)を照射する施術方法です。真皮層まで直接熱を加えることで、様々な肌の悩みに対応できます。
ポテンツァ独自の技術として注目したいのが、肌の適切な場所に適切な量の薬剤を均一に注入できる「ドラッグデリバリー」機能。RFの照射と同時に、肌の症状に合わせた薬剤を導入できることから、1台で「マイクロニードルによる創傷」「RF照射による熱作用」「薬剤による作用」の3つの効果を兼ね備えた「進化版ダーマペン」とも言われています。
ポテンツァの主な特徴を3つ、ご紹介します。
多彩なチップにより、様々な肌の悩みに対応
ポテンツァには、治療目的に合わせた様々なチップ(機器先端の針を含むパーツ)が用意されています。針を刺す深さや熱の伝え方、熱量、パルス間隔なども細かく調整できるので、肌質や悩みに配慮した治療ができます。
参照元:藤井クリニック(POTENZA(ポテンツァ)のページ)
中でも、肌にあけた穴に直接薬剤を届けるドラッグデリバリー機能を搭載した「ポンピングチップ」は、薬剤を併用することで成分をしっかりと肌内部に浸透させることができます。
他にも、ターゲットにのみ熱エネルギーを与えられるよう絶縁コーティングを施したチップや、均一に熱を伝達できるセミコーティングチップなど、肌の悩みに合わせたチップを使用することで、より治療効果を高められます。
RF照射により痛みが少なく、ダウンタイムも短い
ポテンツァのダウンタイムは1日から数日ほどです。従来のマイクロニードル治療では、施術による出血が起きやすく、ダウンタイムが長くなる傾向にありました。一方ポテンツァでは、止血効果のある熱エネルギーを照射しながら施術します。そのため痛みや表皮へのダメージが少なく、ダウンタイムも短くなります。
また、ポテンツァは皮膚を吸引しながら針を刺入するため、皮膚が針によって押し込まれることがありません。余計な摩擦が発生しないのも傷みを感じにくい理由の一つです。
痛みの感じ方にも個人差があるため、痛みに不安を感じる方は、治療前のカウンセリングでその旨を伝えましょう。麻酔クリームを使用することで痛みを抑えられます。施術後は赤みやほてりの症状が出ますが、1~2日でほぼ治まります。
真皮層まで薬剤がしっかり届き、高い効果を実感できる
ポテンツァのドラッグデリバリーシステムは、針を刺入する際に陰圧環境を作り皮膚をつりあげた状態でRFを照射します。針を抜き去る際、陽圧に転じることで確実に内部まで薬剤を均一に注入できます。
ポテンツァの効果を実感できる、おすすめの薬剤をご紹介します。
薬剤 | 特徴 |
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McCoom(マックーム) |
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ジュベルック |
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サイトプロ |
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エクソソーム(ASCE) |
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BENEV成長因子 MPFレジュビネーティングコンプレックス |
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PRP 多血小板血漿療法 |
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ポテンツァの効果
ポテンツァは、1台で様々な肌の悩みに対応できます。治療によって得られる美容効果について、症状別にご紹介します。
ニキビ・ニキビ跡の治療
ニキビは、皮脂が過剰に分泌されることで毛穴の出口が詰まり、皮脂が溜まってアクネ菌が毛穴の中で増殖し炎症を起こす症状です。
ポテンツァによる治療では、絶縁コーティングされたチップを使用し、表皮の炎症を起こすことなく皮脂腺に直接RFエネルギーを伝達します。皮脂腺を破壊することで、アクネの根本的な原因にアプローチします。
ニキビ跡の治療には、単針のニードルを使用してニキビに直接RFを照射。創傷治癒力によって、コラーゲンやエラスチンといった美容成分の増生を促します。その結果、お肌にハリが生まれ、ニキビ跡の改善が期待できます。
シワやたるみ、毛穴の開き
シワやたるみは、真皮層にあるコラーゲンやエラスチンなどの不足が原因と言われています。加齢や紫外線でコラーゲンが減少したり、肌の弾力やハリがダウンしたりすることで、シワやたるみにつながります。
ポテンツァは、針を刺して真皮層に直接高周波RFの熱を加えることで皮膚の創傷治癒力を高め、コラーゲンを再構築します。結果シワやたるみ、開いた毛穴の引き締めにも効果を発揮します。
たるみ治療専用のチップ「DIAMOND」の使用も、たるみ治療に有効です。DIAMONDチップには針がありませんが、皮下の浅い部分から深い部分まで均一にRFエネルギーを伝達することで、高い引き締め効果を発揮します。痛みやダウンタイムがほとんどなく、じんわりと温かみを感じる程度のため、「たるみを改善したいけど、針を刺すのは抵抗がある」という方におすすめです。
赤ら顔
赤ら顔の原因の一つである毛細血管拡張症は、血流が悪くなると毛細血管が広がり、血流を確保するために新生血管が増生することにより起こります。
ポテンツァによる治療では、真皮層にある毛細血管にRF照射によって熱を与え、新生血管の増生を抑制することで、毛細血管拡張症の改善を施します。
肝斑
肝斑とは、頬や目じりなどに現れるシミのこと。紫外線やホルモンバランスの乱れにより、メラノサイトが活性化することで発生すると言われています。
一般的な治療ではメラニンを破壊しますが、治療方法によっては逆にメラノサイトが刺激されシミが濃くなってしまうことも。また、出力の弱いレーザーでは、色素沈着や白斑として残るという副作用の問題もあります。
ポテンツァは、メラノサイトを破壊するのではなく、肝斑の原因となるメラニンの産生を抑制します。他の治療のような副作用や再発のリスクがないため、安心して施術を受けられます。
初回から効果がある?より効果的な施術回数と持続期間
ポテンツァの施術後は、コラーゲンやエラスチンの産生が促され、1~3か月後が最も効果を感じやすいでしょう。一回の施術でも効果を実感できますが、回数を重ねることで、より高い効果が得られます。一般的には、3~5回ほど施術を重ねることで、約1年効果が続きやすくなると言われています。
症状によって、1回の施術で得られる効果・持続期間は異なります。施術の間隔が短すぎると肌に負担がかかるため、肌の様子を見ながら継続的に施術を受けることが大切です。
また、睡眠不足や栄養の偏りなど、生活習慣やスキンケアの見直しを図り、肌トラブルを招きにくくすることも重要です。
より効果的な施術回数の目安は、以下の通りです。
施術回数の目安 | |
---|---|
美肌やリフトアップ | 1~3か月に1回 |
ニキビ治療 | 1~2か月に1回 ※ターンオーバーに合わせ |
肝斑治療 | 2~4週間に1回 |
まとめ
ポテンツァは、細い針を肌表面に刺し、ターンオーバーを促すことで肌を綺麗にする治療方法です。RF(高周波)を照射し、薬剤の導入もできることから、幅広い肌の悩みに効果が期待できます。
使用するチップや薬剤、細かい設定を変えることで、多岐にわたる肌の悩みに対応可能です。肌にダメージを与えることなく高い効果が得られるため、「他の治療では期待した効果が得られなかった」という方は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
当藤井クリニックでは、様々なチップ・薬剤をご用意しており、患者様の肌質や肌の状態に合った施術を行っております。1回のみの施術も承っておりますが、「3回コース」「5回コース」は1回あたりの費用がお安くなるため、継続での治療をご希望の方におすすめです。 まずは、お気軽にご相談ください。ご自身にあった治療法をご提案させていただきます。
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