公開日: 2024年12月19日

更新日: 2024年12月23日

フェイスラインのたるみに即効性が見込める美容施術を紹介

 

フェイスラインがたるんでくると、顔がひと回り大きくなったように感じたり、顎周りのもたつきが気になったりと、さまざまな悩みにつながってしまいます。
放置しているとさらにたるむ可能性があるため、できるだけ早い段階で対処することが大切です。

 

今回は、フェイスラインのたるみに即効性が見込める美容施術を厳選してお伝えします。
メリハリのあるフェイスラインを手に入れて、より輝く日々を送りたい方は、ご一読ください。

 

フェイスラインのたるみの原因

なぜ、フェイスラインはたるんでしまうのでしょうか。
適切な対処や予防のために、まずはその原因を知っておきましょう。
ここでは、代表的な4つの原因を説明しますので、ご自身に思いあたるものがあるか照らし合わせながらご覧ください。

 

原因①肌のたるみ

当然ではありますが、肌そのものがたるむと、フェイスラインが崩れてしまいます。

 

年齢を重ねるとともに、肌のハリや弾力が段々と失われていくため、たるみが生じやすくなります。
加齢による肌のたるみは予防が難しいので、規則正しい生活習慣などによってそれを加速させないよう心がけたいものです。

 

原因②乾燥やむくみ

フェイスラインのたるみには、肌の乾燥やむくみも関係しています。

 

肌が乾燥すると、ハリが失われ、皮膚の下に余分な水分が溜まる“むくみ”が引き起こされます。
顔がむくむと、フェイスラインが崩れて見えるというわけです。

 

むくみの原因にはほかにも、塩分や糖分、アルコールの過剰摂取といった食生活の乱れや、睡眠・運動不足などがあります。
女性の場合は、月経前のホルモンバランスの変化によって、体内に水分が溜まりやすくなることで、顔がむくむことも考えられます。

 

原因③筋力の低下

頬を支える表情筋が衰えることでも、フェイスラインのたるみにつながります。

 

肌は、顔の深部にある筋膜や表情筋によって支えられており、豊かな表情を作れるのもこれらの筋肉のおかげです。
しかし、加齢とともに筋膜や表情筋は緩くなっていき、皮下脂肪や皮膚を十分に支えられなくなります。
その結果、肌は重力にしたがって内側から垂れてしまい、フェイスラインもたるむというわけです。

また、無表情で過ごす時間が長いと、年齢にかかわらず表情筋は少しずつ衰えていきます。

 

原因④皮下脂肪の増加

身体に脂肪がつくとお腹やお尻が垂れるのと同じように、顔の脂肪が増えるとたるんでしまいます。
脂肪の増加には、カロリー過多な食生活のほか、加齢に伴うホルモンバランスの変化が影響しているとされています。

 

脂肪によるフェイスラインのたるみは、顎周辺に特に表れやすく、顔と首の境界が曖昧になり、最終的には二重顎になることがほとんどです。

 

フェイスラインのたるみに即効性が見込める美容施術

フェイスラインのたるみをできるだけ早く何とかしたいのであれば、スレッドリフト(糸リフト)がおすすめです。

 

スレッドリフトは、時間が経つと体内に吸収される特殊な糸を挿入することによって、顔の皮膚を引き上げる施術です。
糸で直接、フェイスラインを引き上げるので、施術直後からキュッとすっきりした印象に変わります。

 

たるんだ皮膚を内側から持ち上げてもとの位置に戻すことで、自然なフェイスラインに仕上がります。
挿入した糸は1年ほどで体内に吸収されていき、その後もしばらく効果は続きますが永久ではない点にはご注意ください。
美しいフェイスラインを保ちたいのであれば、繰り返し施術を受ける必要があります。

 

フェイスラインのたるみにおすすめの美容施術

スレッドリフト以外にも、フェイスラインのたるみに一定の改善が見込める施術はあります。

 

とはいえ、「美容皮膚科に行くのは、なんだかハードルが高い」「メスを使うような施術だと怖い……」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、フェイスラインのたるみに対しては、注射器や美容機器を使用することで、切開を伴わない施術が用意されています。
ダウンタイムが短い施術を選べば、施術から数時間~数日程度でいつも通りの生活を送れるようになるでしょう。

 

ここからは、フェイスラインのたるみにおすすめの美容施術を紹介していきます。
ただし、いずれも肌のハリや弾力を取り戻すことで、フェイスラインのたるみを目立たなくする施術であり、スレッドリフトのような即効性はない点にご留意ください。

 

サーマクール

フェイスラインのたるみが気になるなら、サーマクールもぴったりの施術です。
皮膚の奥にラジオ波を直接照射することで、引き締まったハリのある肌になります。

お、副作用に関しては個人差があるものの、施術後には痛みや赤みが生じる可能性があるので、当日はシャワーで済ませるとよいでしょう。
また、皮膚が薄い方は繰り返し施術を受けると、肌が引き締まり過ぎることで、肌が固くなる場合や頬がこけたように見える場合があります。

 

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ポテンツァ

微細な針を肌に刺入し、針先からラジオ波を照射するポテンツァによっても、肌にハリと弾力を与えられるので、フェイスラインのたるみを目立たなくすることができます。

 

ポテンツァでは、チップと薬剤をカスタマイズすることで、ニキビや乾燥によるシワ、毛穴のくすみといったほかの肌の悩みの改善も見込めます。
なかでも、針で穴を開けたところに薬剤を直接届ける“ドラッグデリバリー機能”を搭載した“ポンピングチップ”と薬剤を選ぶと、薬剤が均一に肌に行き届くのでおすすめです。

 

施術後は赤みが出ることもありますが、メイクすればほとんどカバーできる程度で、1~2日ほど経つと自然になくなっていきます。

 

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ボトックス注入

広頚筋(こうけいきん)にボトックスビスタとよばれる薬剤を注入すると、筋肉を緩ませることができ、これによってフェイスラインのたるみが気にならなくなります。
広頚筋は顔を下に引っ張っている筋肉であり、その筋肉が過度に緊張していると、フェイスラインがぼやけてしまうので、ボトックスを注入してその緊張を解いてあげるわけです。

 

ただしボトックス注入は、短時間で手軽に受けられる一方で、不自然な突っ張りや違和感などの副作用が生じることもあります。
美容皮膚科の公式ホームページで実績や症例写真を確認したうえで、カウンセリングを予約するとよいでしょう。

 

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エレクトロポレーション

エレクトロポレーションは、肌に電気パルスを与えることで細胞膜に一時的にすき間を作り、美容成分を肌の奥まで届ける施術です。
フェイスラインのたるみを改善したいなら、“塗るボトックス”ともよばれるアルジルリンが配合されている薬剤を使用するのがおすすめです。

 

針を使用しないため、痛みや赤みなどは基本的に生じませんが、あとからかゆみが出たり、成分によってはアレルギー反応が起きたりすることも稀にあります。

 

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フェイスラインのたるみを予防する方法

フェイスラインのたるみ

 

フェイスラインのたるみを改善するには、これまでにご紹介した美容施術を受けることをおすすめします。

 

ただ、美容施術で改善が見込めるとはいえ、できればたるみが発生する前に予防できると嬉しいですよね。
そこでここからは、フェイスラインのたるみの予防につながる7つの方法をお伝えします。
いずれも簡単に取り組めるため、日常生活で意識してみましょう。

 

なお、これら7つの方法はあくまでもフェイスラインのたるみを予防するものであり、すでに生じてしまったたるみを改善できるわけではないことにご留意ください。

 

スキンケアを見直す

乾燥による肌のたるみを防ぐにはまず、スキンケアを見直すことから取り組んでみてください。
肌にうるおいを与え、弾力やハリをもたらすことで、フェイスラインがぼやけるのを予防できる可能性があります。

 

まず洗顔の際は、よく泡立てた洗顔フォームで顔全体を包み、円を描くイメージで丁寧に洗いましょう。
肌にとって必要な水分が蒸発しないように、お湯ではなく、ぬるま湯を使用するのがコツです。

 

そして、洗顔後は柔らかいタオルで水分を優しく拭き取り、化粧水と美容液、乳液でなるべく早く保湿ケアを行います。
乾燥が気になる季節には、重めのテクスチャーのクリームで仕上げるのがポイントです。

 

リフトアップ効果のあるスキンケア用品を使う

フェイスラインのたるみを予防したいなら、スキンケアの見直しにプラスして、スキンケア用品もハリやうるおいをケアしてくれるものに変えてみるのもよいでしょう。

 

ビタミンC誘導体やレチノール、ナイアシンアミドなどが含まれるアイテムであれば、肌にハリを与えられます。
また、肌のうるおいを保つために、ヒアルロン酸やセラミド、ペプチドなどが配合されているアイテムを使うのもおすすめです。

 

肌のキメが整い、みずみずしくハリのある肌になると、フェイスラインのたるみの予防につながります。

 

正しい姿勢を心がける

普段から正しい姿勢で過ごすことも、フェイスラインのたるみを予防するうえでは重要です。

 

「姿勢の悪さとフェイスラインに関係があるの?」「姿勢を戻せば影響はないのかな?」と思われる方も、いらっしゃるかもしれません。
実は、悪い姿勢を続けると、猫背や巻き肩になって血行不良になるだけでなく、顔の骨格のゆがみにつながることがあります。
骨格がゆがめば、表情筋をバランス良く使えずに表情筋が衰えて、フェイスラインがもたついてしまうというわけです。

 

正しい姿勢をキープするには、立つときは頭頂部から糸でつられているイメージをもち、座るときは、背筋を伸ばして背中を極力丸めないように意識しましょう。
また、スマートフォンを操作する際は、首をなるべくまっすぐ保てるように、目の高さで見るのがコツです。

 

スキンケアだけでなく、姿勢もまたフェイスラインのたるみに影響を与えるため、今日から正しい姿勢へと改善していくことが大切です。

 

紫外線対策を徹底する

フェイスラインのたるみの予防には、紫外線対策も欠かせません。
紫外線を浴び過ぎると、肌のハリや弾力が失われてしまうからです。

 

強弱はあるものの、紫外線は夏だけでなく1年中降り注いでいるため、外出時は日焼け止めを使用しましょう。
日焼け止めは汗で流れ落ちてしまうので、こまめに塗り直すことも大切です。
日差しが厳しい夏は、日傘や帽子、サングラスなども併用して、紫外線対策を徹底してください。

 

繰り返しにはなりますが、蓄積された紫外線のダメージがフェイスラインのたるみとして表れるため、1年を通して紫外線対策を行うことが重要です。

 

マッサージやエクササイズを行う

顔周りのマッサージや顔のエクササイズを行うと、血行が良くなり、表情筋も鍛えられるので、フェイスラインのたるみの予防につながります。

 

マッサージでは、フェイスラインに沿って耳からエラ、顎、首筋を通って鎖骨まで、気持ち良いくらいの力加減でほぐしていきます。
血行を促進することで、マッサージ後には一時的ではありますが、すっきりした印象になることでしょう。

 

表情筋を鍛えるためには、顔のエクササイズを取り入れるのがおすすめです。
たとえば、舌を回すエクササイズは以下の手順で行います。

 

【舌を回すエクササイズのやり方】

1.口を閉じて、舌先で歯茎の外側をなぞるように1周させる

2.右回りで5回程度行う

3.同じ動きを左回りでも5回程度行う

 

舌を動かすことで口周りの筋肉が刺激され、フェイスラインのたるみの予防にある程度の効果が期待できます。

 

食事でインナーケアを行う

肌のハリを維持して、フェイスラインのたるみを防ぐには、食事によるインナーケアにも取り組むのも一つの手です。

 

肌のうるおいが失われる原因の一つに、体内での酸化や糖化といった現象があります。
体内で活性酸素が発生することを“酸化”、老化の原因物質であるAGEsが作り出されることを“糖化”といいます。
酸化や糖化が起こると、細胞が老化し、肌のハリや弾力が失われていくので、フェイスラインがすっきりしなくなるわけです。

 

酸化を予防するためには、抗酸化作用がある緑黄色野菜や鮭、エビ、緑茶などを積極的に取り入れてみてください。
糖化は血糖値が急激に上がることで引き起こされるため、早食いを避けられるよう、ひと口30回程度を目安によく噛んで食べましょう。

 

生活習慣を見直す

基本に立ち返って生活習慣を整えることも、フェイスラインのたるみを予防するには大切なことです。

 

仕事や家事に追われて慢性的な睡眠不足に陥ると、肌のキメが乱れやすくなります。
そのような状態では、むくみが起こりやすくなる、または紫外線のダメージを受けて、結果的にたるみが生じてしまうでしょう。

 

毎日決まった時間に就寝・起床し、規則正しい生活を送ることができれば、心身の健康はもちろん、肌のたるみの予防にもつながります。
睡眠の質を高めるためには、寝る前のスマートフォンやパソコンの使用は避け、入浴も就寝の2~3時間前には済ませておくのがコツです。

 

また、ストレスが溜まると、自律神経が乱れることで血行不良となり、肌のハリが失われる原因になりかねません。
運動や趣味などで気分をリフレッシュするのがおすすめです。

 

フェイスラインのたるみに改善が見込める美容施術には、切開を伴わないものが多くある

今回は、フェイスラインのたるみを改善したい方に向けて、おすすめの美容施術をお伝えしました。

 

フェイスラインのたるみは、肌のたるみはもちろん、乾燥やむくみ、筋力の低下、皮下脂肪の増加などによって引き起こされます。
予防するためには、スキンケアの見直しをはじめ、紫外線対策の徹底や毎日の生活で正しい姿勢を意識しましょう。
食事・睡眠・運動の基本的な生活習慣も整え、身体の内側からきれいになることも重要です。

 

ただし、上記はあくまでも予防方法であり、すでに生じてしまったたるみを改善できるというわけではありません。

 

メリハリのあるフェイスラインを目指したいなら、本記事で紹介した美容施術をぜひご検討ください。

 

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