公開日: 2024年12月24日
更新日: 2025年01月07日
老化以外にもある?首のシワの原因や予防方法を解説
目元のシワやほうれい線と同様に、首のシワも老けた印象を与える要因に数えられます。
ふと鏡を見たときに「前よりも首のシワが目立って老けたかも……」と、感じられた方もいらっしゃるかもしれません。
本記事では、そんなお悩みに答えるべく、首のシワの原因や、知っていると役立つ予防方法を解説します。
いつまでも若々しい印象でありたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
首のシワの原因
首のシワには、加齢から日常生活の動作まで、さまざまな原因が考えられます。
そのなかから、首のシワの代表的な原因を5つ解説しますので、ご自身の状況と重ねながらご覧ください。
肌の弾力の低下
加齢による肌のコラーゲンとエラスチンの減少は、シワやたるみを引き起こす原因の一つです。
そもそも、人の肌は大まかに分けると、表皮・真皮・皮下組織という3層で構成されています。
このうち真皮には、肌の弾性や形状を保つために必要な、コラーゲンとエラスチンが多く含まれています。
年齢を重ねることによりこれらの成分が減少すると、肌の弾力が失われシワやたるみができやすくなるわけです。
姿勢の悪さ
猫背をはじめとする姿勢の悪さも、首周りの血流を悪化させ、肌の老化を進める原因となります。
また高さのある枕を使ったり、うつむいたままスマートフォンを見たりといった、顎を引いた状態を長時間続けることで、皮膚の形状記憶により首にシワができる可能性もあります。
もともと首の皮膚は、ほかの部位と比べて薄いため、こうした日常生活での姿勢の乱れによって、容易にシワとして定着されてしまうのです。
紫外線によるダメージ
長い時間紫外線を浴びつづけることも、シワやたるみを引き起こす要因です。
紫外線は、UVA・UVB・UVCの3種類に分けられ、このうちのUVAは肌の真皮にまで到達する可能性があります。
もし、このUVAの到達を許すと、コラーゲンやエラスチンを作り出す“真皮線維芽細胞”を傷つけてしまいます。
そうして肌の弾力が失われ、シワを形成したり、たるんだりしてしまうのです。
摩擦
マフラーやタートルネックなどの衣類による摩擦も、実は、首のシワが深くなる原因として挙げられます。
繰り返しになりますが、首の皮膚は薄く、ほかの部位と比べて外部からの刺激に敏感です。
首元を包み込むタイプの衣類は、デリケートな首の皮膚に直接触れるため、摩擦による細かなダメージが知らず知らずのうちに蓄積され、将来シワとして現れる可能性があります。
乾燥
乾燥によって肌のキメが乱れると、弾力が低下し、シワができやすくなります。
加齢や紫外線による肌トラブルは、真皮への影響が原因でしたが、ここでお伝えする乾燥では、表皮の乱れがシワを生じさせる原因として挙げられます。
肌の層の一番外側の表皮は、いくつかの層に分かれて構成されており、そのもっとも外側にあるのが“角層”とよばれる部分です。
角層には、レンガ状に積み上がっている肌細胞があり、この肌細胞同士をつなげている“細胞間脂質”とよばれる成分が存在します。
肌が乾燥すると、細胞間脂質が不足してしまい、綺麗に積み上がっていた肌細胞が崩れ、シワの発生につながります。
首のシワにおすすめの美容医療
ここからは、「すでに刻まれてしまった首のシワをどうにかしたい」とお考えの方に向けて、首のシワに効果が期待できる、おすすめの美容医療を7つお伝えします。
それでは、一つずつ見ていきましょう。
ボトックス注射
ボトックス注射では、表情筋に直接はたらきかけて筋肉の動きを鈍くすることで、首のシワを軽減する効果が期待できます。
首の前部には、“広頚筋”という平らで薄い筋肉があり、この広頚筋が加齢により硬くなると、首の縦ジワとして現れます。
そこにボトックス注射を打つことで、広頚筋の過度な緊張を取り除き、首のシワの緩和を図れるというわけです。
【関連記事】
ボトックスの効果はいつ実感できる?長持ちさせる方法も解説
おでこの深いシワを消す方法は?原因とともに解説!
ヒアルロン酸注入
ヒアルロン酸注入も、首の皮膚のハリ感アップが期待できる美容医療です。
ここでは、厚生労働省承認の最新のヒアルロン酸である“ボライト”を紹介します。
このボライトを注入すれば、首のシワの改善が見込めます。
従来のヒアルロン酸注入は、シワやたるみ、輪郭形成へアプローチするものですが、ボライトは、肌質そのものにはたらきかけるのが特徴です。
注入したボライトは真皮に浸透するため、紫外線や加齢により弾力を失ってしまった肌であっても、内側から潤いを与えられます。
【関連記事】
頬こけをヒアルロン酸で改善するデメリットを解説!
ほうれい線へのヒアルロン酸注入は何cc程度が適量?
多血小板血漿治療(PRP療法)
ご自身の血液を10~20ccほど採血して濃縮・調整した血小板⾎漿を、肌の気になる箇所に注入して改善を図るのが、多血小板血漿治療(PRP療法)です。
多血小板血漿には、さまざまな成長因子が含まれており、それらが肌細胞にはたきかけることで、コラーゲンやヒアルロン酸の増加、そして皮膚の若返りを促します。
こうした効果をもつ多血小板血漿の注入で、首のシワへの効果が期待できるわけです。
また、ご自身の細胞を使用するため、拒絶反応や感染症、アレルギーのリスクが低いのも特徴の一つです。
関連記事:肌そのものを若返らせたい!PRP治療の美容効果について
フラクショナルRF
フラクショナルRFとは、肌に細かい穴を開けて、肌を再生する方法です。
首のシワやニキビ跡など、さまざまな肌の悩みへアプローチできます。
施術時間が短く、ダウンタイムも少ないことから、「施術のためになかなか時間がとれない」とお悩みの方におすすめの施術です。
ダーマペン
非常に細い専用の針を使用し、肌の表面に小さな穴を開けることで、肌の自然治癒力の向上を目的とした施術をダーマペンといいます。
髪の毛よりも細い針を用いて、皮膚に塗布した美容液を内部まで浸透させられるため、首のシワへの効果が期待できます。
個人差はありますが、複数回の施術を受けるとより変化を実感しやすい施術です。
【関連記事】
ダーマペンの痛みはどれくらい?痛みを抑える方法も紹介
韓国で人気のダーマペンを日本でも受けたい!人気のクリニックが解説
ダーマペンでニキビ治療ができる?美容皮膚科医が解説します!
エレクトロポレーション
エレクトロポレーションとは、電流を肌に流し、一時的に細胞膜に隙間を作ることで、美容成分を肌の奥まで届ける施術です。
患者さま一人ひとりに合った美容成分の使用によって、さまざまな肌の悩みにアプローチできます。
首のシワや、たるみが気になっている方におすすめの施術です。
【関連記事】
大阪でエレクトロポレーション(ケアシスS)が話題?痛みやダウンタイムが少ない人気の治療!
エレクトロポレーションの効果は?症例写真と効果について医師が解説
フォトRF(IPL光治療)
フォトRF(IPL光治療)では、高周波エネルギー(RF)と光エネルギー(IPL)を顔に照射することで、美肌効果を期待できます。
首のシワはもちろん、毛穴のくすみや赤ら顔にお悩みの方におすすめの施術です。
また、照射と同時にコラーゲンの生成を促し、肌の水分保持力を高める効果も見込めます。肌へのダメージ抑えながら施術を進めていくので、痛みも少ないとされています。
【関連記事】
ダウンタイムが気になる?話題のフォトRF
毛穴もたるみもシミも!今話題のフォトRFの効果について
首のシワの予防方法
すでにできてしまったシワへの対処は、美容医療にかかるのが選択肢の一つに挙げられますが、今後シワを増やさないための予防は、ご自宅でも簡単にできます。
そこで以下では、首のシワを予防するのにおすすめの方法を5つ紹介します。
なお、これから紹介するのは首のシワをなくすためのものではなく、あくまでも予防方法です。
その点をあらかじめご留意のうえ、以下の内容をご確認ください。
優しくマッサージする
シワの予防するために、ご自身の首を優しく丁寧にマッサージしてあげましょう。
マッサージすることで、血液やリンパの流れを促し、若々しくハリのある肌を維持する効果が期待できます。
マッサージの際は、保湿クリームや乳液を用いて滑りを良くし、耳の後ろから鎖骨に向けて、なでるように行います。
強くこすると、色素沈着によるくすみにつながったり、摩擦でシワが悪化したりするリスクがありますので、決して力を入れ過ぎずに優しくほぐすのがポイントです。
姿勢に気をつける
パソコンやスマートフォンを長時間使用するときは、下を向く姿勢や猫背にならないように気をつけたいところです。
良い姿勢を保つには、背筋を伸ばし、頭頂部から糸でつられているような状態をイメージするのがコツです。
また、仰向けに寝ると首にシワができてしまう方は、枕が高く、ご自身に合っていない可能性があるので、買い替えることをおすすめします。
その際は、枕の専門店へ足を運び、プロの目から見て最適なものを選んでもらうとよいでしょう。
紫外線を対策する
私たちは、晴れの日や夏の季節に限らず、いつでも紫外線の影響を受けています。
外出する際には、日焼け止めや日傘、帽子などによる紫外線対策を常時怠らないことが重要です。
紫外線を浴びつづけると、真皮にダメージを与えてしまううえ、表皮のターンオーバーにも影響を及ぼすため、間接的に乾燥を引き起こす原因になります。
そのため、紫外線ケアを行って肌を守ることは、乾燥が原因で起きる首のシワの予防にもつながるのです。
なお、日焼け止めは、時間の経過とともに効果が薄れていくものです。
朝や外出前だけでなく、こまめに塗り直しましょう。
首への摩擦に気をつける
ほかの部位よりもデリケートな首の皮膚には、極力刺激を与えないことが大切です。
すでにお伝えした通り、マフラーやタートルネックが肌に直接触れると、摩擦によるダメージの蓄積が、将来的に首のシワとして現れる可能性があります。
寒い時期に重宝されるこれらの衣類ですが、こまめに着脱する、ないし毎日の着用は避けるなど、なるべく皮膚に負担がかからないように心がけたいものです。
顔と同じようにスキンケアする
毎日顔のスキンケアを行っていても、意外と見落としがちなのが首のスキンケアです。
乾燥による首のシワを予防するためにも、やはり日々の保湿は欠かせません。
顔に使用している化粧水や乳液、保湿クリームを、そのまま使っても構いませんので、顔と同時に首のケアも忘れずに行いましょう。
もし、首に顔と同じ化粧品を使うのに抵抗があれば、デコルテ用のケアアイテムの使用をぜひ検討してみてください。
首のシワの原因は加齢や姿勢の悪さ!日々の保湿や正しい姿勢のキープが大切
今回は、首のシワの原因や予防方法を解説しました。
首のシワの原因には、加齢によるコラーゲンやエラスチンの減少、また姿勢の悪さや紫外線によるダメージなど、さまざまなものがあります。
ですが、日々のスキンケアや枕の高さ調整、紫外線対策などを行うことで、首のシワは予防できます。
すでにシワができてしまっている方は、美容医療によって症状を緩和する効果が期待できますので、こちらもぜひ選択肢の一つとしてお考えください。
ヒアルロン酸注入に関するよくある質問
Q腫れ、跡などのダウンタイムはどのくらいですか?
A.腫れはほとんど無いと思って頂いてよろしいかと思います。注入した際の針の跡の赤みが2,3日ありますが当日よりメイクでごまかせますのでご安心ください。
Q注入の時は痛みはありますか?
Q入浴はできますか?
A.入浴は当日から可能ですが、腫れや内出血ができた場合は当日のみ入浴を避けシャワー浴にして下さい。
Q効果はどのくらい持続しますか?
A.部位にもよりますが、半年~1年ほどの効果を実感されている方が多いようです。
Q施術が受けられないケースはありますか?
A.以下のような方は施術をお断りすることがございます。
- ・麻酔アレルギーがある方
- ・妊娠、または妊娠している可能性のある方
- 授乳されている方
- ケロイド体質の方
- 肥厚性瘢痕になりやすい方
- 肝障害、腎障害、心臓疾患の方
藤井クリニックでは無料カウンセリングで、それぞれのお悩みに合った施術を提案いたします。
お気軽にご相談ください。
①治療方法 ヒアルロン酸を皮膚に注入することで、体内に元から存在する自己のヒアルロン酸と融合して皮膚にふくらみを持たせ、しわを隆起させます。 ②副作用リスク ③連絡先
藤井クリニック ④費用
本治療は保険適用のない自由診療となります。
〒530-0001 大阪府大阪市北区梅田2丁目1−22
野村不動産西梅田ビル 8F
TEL: 06-6347-9600
61,600円(税込)
※診断により変動する可能性があります。
(大阪梅田・神戸でヒアルロン酸注入なら藤井クリニック)