公開日: 2024年12月24日
更新日: 2024年12月26日
目の下にくぼみができる原因とは?おすすめの施術3選も紹介
目次
ふと鏡を見たときに、ご自身の目の下がくぼんでいるのに気がつくと、落ち込んでしまいますよね。
「どうしてこんなくぼみができるのだろう……」「人にあまり見られたくない……」と悩まれている方も多いでしょう。
そこで今回は、目の下がくぼむ原因を明らかにしたうえで、そこにアプローチできる施術方法を3つご紹介いたします。
明るく元気な表情で毎日を過ごしたい方は、ぜひご覧ください。
タイプ別・目の下のくぼみの原因
目の下のくぼみは二つのタイプに分けられ、発生する原因もそのタイプごとに異なります。
それぞれの概要と原因は、以下の通りです。
ふくらみとくぼみの両方がある場合
目の下がぷっくりとふくらんでいてその下にくぼみがある、というのが2種類あるタイプのうちの一つです。
この状態は、主に眼窩脂肪の突出によって引き起こされます。
眼窩脂肪とは、眼球を覆うようにして存在する脂肪で、外部からの衝撃を防ぐ役割を担っています。
正常な状態であれば眼窩内に収まっているのですが、これがなんらかの要因で突出してしまうケースがあるのです。
眼窩脂肪が突出する主要な原因の一つとして考えられているのが、加齢です。
年齢を重ねると、眼球を支えている眼輪筋という目の周りの筋肉や皮膚が衰えます。
すると支えを失った眼球が下垂し、結果として眼窩脂肪が押し出されるようなかたちで前に出てしまうわけです。
また、遺伝によりもともとの骨格で彫が深かったり、脂肪量が多かったりすることでも、眼窩脂肪が突出する場合もあります。
このように、加齢や遺伝が原因で目の下がくぼんでいるケースに対しては、ふくらんでいる脂肪部分の除去や、くぼみを埋めるための脂肪注入などの施術が適しています。
くぼみだけがある場合
もう一つのタイプが、目の下にくぼみしかなく、一見するとクマのように見えるパターンです。
こちらは先ほどのケースとは反対に、眼窩脂肪が減ることが原因だと考えられています。
眼窩脂肪の減少は、目の周りの筋肉と同様に加齢が原因となるほか、急な体重の変化によっても生じます。
「ダイエットで体重が落ちたあとに、目の下がくぼみ始めた」という方もいらっしゃるでしょう。
生まれつき脂肪が少なく瘦せ型である方に関しても、年齢にかかわらず目の下がくぼむ傾向にあります。
また、年齢とともに眼窩脂肪だけではなくコラーゲンも減少しますが、これも目の下のくぼみの原因となりえます。
コラーゲンが減ると、肌のハリや弾力が失われてしまうためです。
上記に該当する方は、そもそも脂肪がないため切除によるくぼみの解消が見込めません。
基本的には、外部からの脂肪注入やヒアルロン酸注入によって対処することとなります。
目の下のくぼみにおすすめの美容施術
目の下にくぼみがあると、実年齢よりも老けた印象を与えてしまうので、早めに対処したいところです。
そこでここからは、目の下のくぼみにおすすめの美容施術を3種類ご紹介します。
美容施術3種類の基本情報
ヒアルロン酸注入 | PRP療法 | 下眼瞼除皺術 | |
ダウンタイム | ほとんどなし | ほとんどなし | 1~2週間 |
料金相場 | 10,000~150,000円 | 100,000~500,000円 | 150,000~500,000円 |
持続期間 | 数か月~半年 | 2~3年 | 半永久的 |
それぞれメリット・デメリットに分けて内容を解説しますので、施術を選ぶ際の参考としてください。
ヒアルロン酸注入
まずおすすめしたいのが、くぼみに直接ヒアルロン酸を注入していく施術です。
ヒアルロン酸によってくぼんだ部分を埋め、突出した眼窩脂肪との段差がなくなるようにならしていきます。
メリット
くぼみの解消に効果が見込めるだけではなく、頬にもボリュームをプラスできるので、顔全体にハリを与えることもできます。
また、ヒアルロン酸注入は施術直後から効果を実感できるケースが多く、そのうえ料金が比較的安いのも魅力です。
注入の際に少し痛みを感じるかもしれませんが、腫れが出たり跡が残ったりするようなこともありません。
デメリット
ヒアルロン酸は時間が経てば体内に吸収されてしまうため、効果を持続させるためには定期的に注入を繰り返さなくてはなりません。
また、目の周りは皮膚が非常に薄いため、注入されたヒアルロン酸が透けて青白く見える場合もあります。
【関連記事】
ほうれい線へのヒアルロン酸注入は何cc程度が適量?
頬こけをヒアルロン酸で改善するデメリットを解説!
PRP療法(多血小板血漿治療)
ご自身の血液から生成したPRP血小板を用いる、PRP療法(多血小板血漿治療)も候補に挙げられます。
これは、血小板を目の下に注入し、コラーゲンの生成をサポートすることでくぼみを解消するという施術です。
メリット
PRP療法で用いられるのはご自身の血小板であるため、アレルギーや副作用が生じる可能性が低いと考えられています。
そのうえ、個人差はあるものの効果が2~3年と比較的長く継続するため、年に何度も施術を受ける必要もありません。
ダウンタイムも短く、施術を受けた当日中にはお化粧していただけるようになります。
デメリット
効果の持続期間は長いPRP療法ですが、施術を受けてから効果が出始めるまでに約1~2か月のラグがあります。
ですので「すぐに施術の効果を実感したい!」とお考えなら、別の方法を検討したほうがよいでしょう。
また、PRP療法を受けたあと数日のうちは、激しい運動や飲酒などを避けることが推奨されています。
入浴時も湯船に浸かるのではなく、シャワーで済ませましょう。
関連記事:肌そのものを若返らせたい!PRP治療の美容効果について
下眼瞼除皺術
くぼみの原因が目の下のたるみによるものであれば、下眼瞼除皺術を受けるのもおすすめです。
下眼瞼除皺術では、目の下のたるんだ皮膚や余計な脂肪を切除し、目元をすっきりさせることでくぼみをなくしていきます。
メリット
物理的に脂肪を除去するので、たるみが再度出現してくぼんでしまう可能性が非常に低いというメリットがあります。
施術を何度も受けるのを避けたいなら、下眼瞼除皺術が最適だといえるでしょう。
なお、メスを使う手術ということで強い痛みが残るように思えますが、痛み止めが処方されるので日常生活に支障をきたすことはありません。
デメリット
ほかの施術よりもダウンタイムは長く、1週間ほどは目の腫れやむくみが続きます。
人によっては内出血が出る可能性もあるので、目の周りが気になる状態でしばらくは過ごすことになるかもしれません。
くわえて、下眼瞼除皺術は脂肪の多さゆえにたるみが生じている方向けの施術であるため、もともと脂肪が少ない方には適用できません。
先に紹介したヒアルロン酸注入やPRP療法など、別の方法を検討する必要があります。
関連記事:目の下のたるみの原因は?治療方法や予防法も徹底解説!
目の下のくぼみを予防するためのセルフケア
手術によってアプローチできる目の下のくぼみですが、以下で紹介する日頃のセルフケアによって予防することも可能です。
どれも今日から実践できるものなので、ぜひ日々の生活に取り入れてみてください。
パソコンやスマートフォンの使用時間を見直す
目の下がくぼむ原因として筋肉の衰えを挙げましたが、これは加齢のみならず、パソコンやスマートフォンの長時間にわたる使用でも引き起こされます。
長い時間目を酷使すると、血流が悪化するほか瞬きの回数も減り、結果として筋肉の衰えを招いてしまうのです。
「時間が空くとついついSNSや動画サイトを見てしまう」など思い当たる節があれば、パソコンやスマートフォンの使い方を一度見直してみましょう。
眼輪筋を鍛える
眼輪筋を鍛えて眼球の下垂を防げば、目の下のくぼみも予防できます。
眼輪筋を鍛える方法はいくつかありますが、なかでもおすすめなのが“目の開け閉め運動”と“眼球トレーニング”です。
目の開け閉め運動では、指先を眉の下に当てた状態で、瞬きを10回ほど繰り返します。
一方の眼球トレーニングは、目を開いた状態で眼球を8の字に動かす運動を、左右交互に3回ほど繰り返すものです。
加齢による眼輪筋の衰えは誰にでも起こりうることですが、こうしたトレーニングを適切な頻度で実施すれば、衰えの進行をある程度は遅らせられるでしょう。
眼輪筋のコリをほぐす
鍛えるだけではなく眼輪筋のコリをほぐすのも、眼球の下垂、さらには目の下のくぼみを予防するための大事なセルフケアです。
アイマスクやホットタオルなどで目を温めれば、コリもほぐれるうえに血行もよくなるので一石二鳥です。
指を使って目の周りを優しくマッサージすることでも、同様の効果が期待できます。
どちらも簡単に実施できるセルフケアなので、お仕事や家事のすき間時間でぜひお試しください。
目の下のくぼみのセルフケアでよくある誤解
日々のセルフケアが重要であることは間違いありませんが、むやみやたらになんでも取り組むというのは避けましょう。
たとえば、化粧水やパックでの保湿は、乾燥による目元の小ジワを防ぐことはできますが、くぼみを改善できるほどの効果は見込めません。
同様の理由から、アイクリームでも目の下のくぼみにアプローチするのは難しいといえます。
上記のケアは、あくまでも乾燥による小ジワに効果が期待できるものである、という点はきちんと把握しておかなければなりません。
また、先に紹介したトレーニングやマッサージを実施する際にも、注意が必要です。
日に何回も行ったり力加減を間違えたりすると、くぼみを解消できるどころか、摩擦などの影響でかえって目にダメージを与えてしまいます。
何事も適切なやり方、適切な頻度で取り組むことが大切です。
目の下のくぼみ以外で目元に影ができる原因
目元に影ができて健康的でない印象を与えてしまうのは、目の下がくぼむケースだけではありません。
いわゆる“クマ”でも同じようなお悩みがついてまわります。
クマには3つの種類があり、以下の通りそれぞれ原因と特徴が異なります。
クマの種類 | 原因 | 特徴 |
黒グマ | 骨格や加齢が原因の皮膚のたるみ | 顔を上に向けると色味が薄くなったり、クマがなくなったりする |
青グマ | 寝不足や疲労蓄積による血行不良 | 目の下をやさしく引っ張った際に、クマの色が薄くなり肌色に近づく |
茶グマ | 目を擦ることや、メイク、日焼けの影響による色素の沈着 | 目の下をやさしく引っ張っても色味が変わらない |
皮膚のたるみが原因となる黒グマは、くぼみと同様に下眼瞼除皺術によって改善が可能です。
一方で青グマや茶グマは、日々の習慣や普段の行動が原因となっているため、生活態度の見直しやセルフケアによって対処できます。
どのクマにせよ、表情を暗い印象にしてしまうことには変わりないので、目の下のくぼみとあわせてアプローチしましょう。
目の下のくぼみは加齢や遺伝的要因に伴う脂肪の多寡が原因!
今回は、目の下がくぼむ原因とともに、おすすめの施術やセルフケアの方法などを解説しました。
目の下のくぼみには、眼窩脂肪の突出が原因のタイプと、反対に脂肪の減少によって引き起こされるタイプの2種類が存在します。
原因の違いにより最適な施術も異なるため、まずはご自身がどちらのタイプなのかを把握することが大切です。
また施術だけではなく、生活習慣の見直しやセルフケアなども欠かさず実施しましょう。
パソコンやスマートフォンを見る時間を減らす、目のトレーニングやマッサージを適度に行うなどすれば、目の下のくぼみを予防できます。
藤井クリニックでは無料カウンセリングで、それぞれのお悩みに合った施術を提案いたします。
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①治療方法 ヒアルロン酸を皮膚に注入することで、体内に元から存在する自己のヒアルロン酸と融合して皮膚にふくらみを持たせ、しわを隆起させます。 ②副作用リスク ③連絡先
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