公開日: 2024年11月18日
更新日: 2024年11月19日
まぶたのシワはなぜできるの?その原因や施術方法などを解説
目次
鏡に映るご自身を見て、まぶたにシワができているのに気がつくと、とても嫌な気持ちになってしまいますよね。
なんとかまぶたにシワができないようにしたいところですが、そのためには、まず原因から把握しておかなくてはなりません。
そこで本記事では、まぶたにシワができる原因や、効果が見込める施術方法を解説します。
「まぶたのシワで嫌な思いをするのはもうやめたい」とお思いの方は、ぜひご覧ください。
まぶたにシワができる原因
そもそも、なぜまぶたにシワができてしまうのでしょうか?
主な原因としては、以下の4つが挙げられます。
①乾燥
まぶたのシワが増える原因としては、肌の乾燥が挙げられます。
まぶたはもともと皮脂の分泌が少なく、非常に乾燥しやすい部位です。
そのためスキンケアを怠ったり、お手入れの方法が誤っていたりすると、すぐに乾燥して肌の柔軟性が損なわれ、シワが生じます。
まぶたのシワで悩みたくないのであれば、普段から正しい方法でスキンケアすることにくわえて、乾燥しにくい生活環境づくりを心がけるのも大切です。
②加齢に伴う筋力の低下
まぶたのシワは、加齢による筋力の低下も原因の一つとされています。
まぶた周辺の筋力が衰えると、額を引き上げて脂肪を支えることが難しくなります。
くわえて、肌のハリや弾力も損なわれるため、結果としてシワやたるみが生じてしまうわけです。
当然ですが、誰であろうとも加齢を止めることはできません。
しかし、後ほど紹介する表情筋のトレーニングなどで予防できる可能性はあります。
「この年齢だし仕方ない……」と諦める前に、できることを少しでも実践してみましょう。
③紫外線
紫外線がまぶたに与える影響も無視できません。
皮膚が長時間紫外線にさらされつづけると、コラーゲンやエラスチンといった、肌のハリを維持するのに必要な成分が破壊されます。
この現象がまぶたでも起きると、ここまでに述べてきた要因と合わさり、シワやたるみの発生へとつながります。
紫外線の影響は、目に見えるかたちですぐに出るわけではありません。
しかしダメージを与えていることは確かなため、まぶたのシワが気になり始める前に対策することが重要です。
④摩擦
目がかゆいときやメイクを落とすときに、まぶたをゴシゴシと擦ってはいませんか?
実はその行動も、シワが発生する原因となりえるのです。
まぶたの皮膚は非常に薄く、目を少し擦った程度の摩擦でも、内部の毛細血管や腱膜などが傷ついてしまいます。
上記の組織がダメージを負うと、目の細胞に栄養が届きづらくなる、まぶたを引き上げる力が弱くなるなどの影響が表れ、最終的にはシワが生じます。
このような事態を避けるためにも、目がかゆいときには、擦るのではなく目薬を点眼しましょう。
またメイクを落とす際も、専用のリムーバーを使って、できる限り摩擦が発生しないように注意してください。
まぶたのシワにアプローチできる施術
ここからは、気になるまぶたのシワにアプローチできる施術を、3種類紹介します。
ヒアルロン酸注入
まぶたのシワを改善できる施術としてメジャーなものの一つが、ヒアルロン酸注入です。
高い水分保持能力があるヒアルロン酸は、肌のうるおいを維持するのに欠かせない成分です。
元来、人の体内にも存在しており、肌のハリ・ツヤを保つはたらきを担っているのですが、加齢とともに減少していってしまいます。
しかしヒアルロン酸注入を行えば、肌にハリが戻り、乾燥が原因のシワを改善できる可能性があります。
注射のみで終わるので施術に要する時間も少なく、痛みやダウンタイムもそれほど気になりません。
まぶたが腫れることも少なく、目の周りの見栄えを心配する必要もほとんどないでしょう。
ただし、施術の効果は長くとも2年ほどで切れるので、効果を維持したいならヒアルロン酸を定期的に注入しなおさなくてはなりません。
また、内出血や痛み、目の違和感などのリスクも存在します。
実際に施術を受ける際は、これらのリスクについて必ず理解したうえで、不安な点があれば事前に医師に相談しましょう。
目の上のたるみ取り術
目の上のたるみやシワを、物理的に除去する方法もあります。
この方法はシンプルに、眉の下側のラインに沿って皮膚の切除を行い、たるんでしまった部分を取り除くというものです。
たるんだ皮膚を直接除去しているため、時間経過で効果が失われにくいのが利点です。
また、切開を伴う手術ではあるものの、ほとんどの場合で傷跡もそれほど目立ちません。
ナチュラルですっきりとしたまぶたがお望みの方におすすめの方法です。
一方で切開する関係上、ダウンタイムがどうしても長めになるというデメリットはあります。
施術後数日のあいだは、縫合糸がついた状態で過ごさなくてはならないうえに、長ければ1週間ほどは腫れが続きます。
目が腫れている姿を周囲の方に見せたくないのであれば、施術後は一定期間お休みをいただくなどして、ダウンタイムの期間を過ごすのがおすすめです。
レーザー治療
レーザー治療というと、脱毛やほくろの除去に用いられるイメージがあるかもしれませんが、実はシワに対してもアプローチできる可能性があります。
レーザー治療にもいくつかの方法がありますが、基本的にはレーザーによって肌の深くにまで熱エネルギーを加えるという点が共通しています。
肌を内側から活性化させて引き締めることで、乾燥による小じわにアプローチするのが狙いです。
上記にくわえて、肌内部にあるコラーゲンにはたらきかけることによっても、ハリやツヤを与えることができます。
また、レーザー治療はほかの治療法と異なり、注射や切開なしで施術を済ませられるのも利点です。
痛みやダウンタイムも少ないので、施術後の日常生活に大きな影響を及ぼすことも、多くはないでしょう。
ただし、毛嚢炎という毛穴がニキビ状に腫れてしまう症状が出るケースも、稀にあります。
繰り返しにはなりますが、リスクがまったくない施術は存在しませんので、事前にきちんとメリット・デメリットを把握しておきましょう。
まぶたのシワのセルフケア
施術を受ける前に、セルフケアである程度予防しておくことも大切です。
そこで最後に、まぶたのシワができるのを予防するための、セルフケアの方法を紹介します。
表情筋をトレーニングする
表情筋のトレーニングは、お手軽かつ効果的なセルフケアです。
トレーニングによって表情筋を鍛えれば、まぶたにもハリが戻り、乾燥によるシワやたるみが発生するのをある程度は防げます。
具体的なトレーニングの方法としては、以下が挙げられます。
【表情筋のトレーニング方法】
- リラックスした状態で、ゆっくり2回瞬きする
- 3回目でギュッと強く目をつむり、3秒維持する
- 一気に目を開ける
家事や仕事などのスキマ時間でも簡単に実施できるので、ぜひお試しください。
ただし、あまりにも勢いよく目を開けたり閉じたりすると、かえってまぶたの筋肉や毛細血管を損傷させてしまうかもしれません。
トレーニングを行う際は、頻度や力加減に気をつける、あるいは摩擦を低減させるためのクリームを使うなどして、まぶたがダメージを負わないように工夫してみてください。
スキンケアを徹底する
まぶた含め顔全体のスキンケアを丁寧に行うことは、基本ではありますが非常に大切です。
目元の皮膚は乾燥に弱く、スキンケアを怠るといつの間にかシワができてしまうものです。
ですから、忙しい毎日でもどこかで時間をとって、きちんとスキンケアを行うことをおすすめします。
スキンケアとして美容液を使っている方は多くいらっしゃいますが、より効果的にまぶたをケアしたいなら、アイクリームを使ってみましょう。
目の周りに重点的にうるおいを与えて、乾燥から守ることができます。
メイクオフを丁寧に行う
メイクを落とす際も、まぶたへダメージが行かないように気を配りたいところです。
ゴシゴシと擦るようにメイクを落とすと、そこで生じる摩擦がまぶたにダメージを与えてしまいます。
よってメイクオフの際は、十分な量のリムーバーやクレンジングオイルをコットンに出して、優しく押し当てるようなイメージで拭き取ってください。
このとき、いきなり拭き取り始めるのではなく、リムーバーやクレンジングオイルがメイクと混ざり、乳化するのを待つのがポイントです。
またメイクを落としたあとは、先にもお伝えした通り、美容液やアイクリームを使って必ずスキンケアしましょう。
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まぶたにシワができるのは乾燥や加齢などが原因!
今回は、まぶたにシワができる原因や、シワへのアプローチが可能な施術方法などを解説しました。
まぶたのシワは、皮膚の乾燥や加齢による筋力の低下、紫外線、摩擦などが原因となって発生します。
できてしまったシワに対しては施術によってアプローチできますが、普段からセルフケアを入念に行い、シワができないように予防することも大切です。
藤井クリニックは、肌のことでお悩みを抱えている女性の方向けに、さまざまな施術プランを提供しております。
「まずは悩みだけ聞いてもらいたい……」という場合でもまったく問題ありませんので、ぜひ一度ご相談ください。