経鼻内視鏡検査(胃カメラ)
ENDOSCOPE
上部(胃)内視鏡検査は、特に胃がんや
食道がんの早期発見に有効です。
胃がんは、現在でも1981年以来、わが国において死因の上位(男性2位、女性1位)を占める疾患です。上部(胃)内視鏡検査は胃潰瘍・十二指腸潰瘍・逆流性食道炎などの診断・治療にも、もちろん役立ちます。しかしながら、最も大きな目的は胃・食道がんの早期発見及び治療にあります。早期発見できれば、がんの切除も可能です。しかし、早期のがんは殆どの場合、症状が現れません。
症状のある方・ない方に関係なく、少なくとも年1回は定期的に上部(胃)内視鏡検査を受け、早期の胃がん・食道がんのチェックが必要であると考えます。
現在では、検査時の抵抗感・不快感は、大幅に軽減されております。
そのがんは1981年に、日本の死亡原因の1位になってから、その地位はずっと変わっておりません。
1985年にピロリ菌が発見されて以来、胃がんをはじめとする胃の疾患に、このピロリ菌が深く関与していることが判明してきました。
胃の粘膜に住みつく、このピロリ菌の状態を観察すれば、将来的に胃がんの発生を予防することができます。
一方、2015年には大腸がんが胃がんを抜き、がんによる死亡原因のトップになると言われております。大腸がんは他のがんに比べて治癒率が高いと言われておりますが、これはあくまでも早期発見が大前提の話です。
当院ではできるだけ苦痛の少ない検査を目指し、患者さんの希望に合わせ、以下の方法をご提案しております。
(1)細い内視鏡(経鼻内視鏡)を鼻から挿入する方法(希望により麻酔を使用)
(2)細い内視鏡(経口内視鏡)を口から挿入する方法(希望により麻酔を併用)
麻酔を使用した場合は、検査実施後にお休みいただく回復室も完備しております。
料金について
PRICE
下記、表は保険負担3割の方の費用(目安)です。
保険負担2割の方はその2/3、保険負担1割の方は1/3とお考えください。
上部(胃)内視鏡検査 (費用目安は 3,500円~4500円 (税込3,850円~4,950円)) |
胃内視鏡検査(胃カメラ) |
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生検(1臓器につき) |
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ピロリ菌培養 |
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※がん等が疑われるときの病理組織検査の有無や潰瘍等の疾患が見つかった際の処方箋により、差が出てきます。
およそ、保険負担3割の方でも6,000円~14,000円(税込6,600円~15,400円)の範囲でお考えください。
食道・胃・十二指腸 ポリープ切除術 (費用目安は 13,000円~20,000円 (税込14,300円~22,000円) |
食道・胃・十二指腸 ポリープ切除術 |
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病理組織検査料(1臓器につき) |
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※症状のある方、あるいは他の検査で異常のある方は保険診療の対象となりますが、
症状がなく健康診断として受けられる場合はドック(実費)となります。
胃ドックで病変が見つかり、組織検査をする場合、組織検査については、保険診療の対象となります。
またポリープの切除は、ドックで見つかった場合も保険診療の対象となります。